ティータイムにバー体験はいかが? 秋のモクテルを味わいに、銀座のホテルへ!

LEARN 2021.11.01

長くアルコールの提供が制限されていた2021年は、バーでもノンアルコールドリンク=モクテルを出す店が増え、新時代の新たな楽しみ方に。その流れは制限が緩和されてからも継続中で、モクテルは今やバーのグランドメニューとして定着しつつあります。それはもはや単なる“お酒の代役”でなく、純粋にそのおいしさを楽しむ選択肢に。明るいお昼間から気兼ねなく楽しめて、ふだんお酒を飲まない人もバー文化に触れられるのもモクテルの魅力の一つです。アフタヌーンティーを楽しむ感覚で、ホテルのバーを訪ねてみませんか? お昼の時間帯から、美しいバー体験ができる大銀座のホテル3軒をご紹介します!

3.〈カフェ&バー カメリア〉_【東京ステーションホテル】

重要文化財内のシックな空間で、“微アル”なハイボールを。

バーカウンターの趣あるロゴは改装前のバーから受け継いだもの。写真は微アルハイボールを考案したご本人・バーテンダーの和栗富士也さん。
バーカウンターの趣あるロゴは改装前のバーから受け継いだもの。写真は微アルハイボールを考案したご本人・バーテンダーの和栗富士也さん。

東京駅丸の内駅舎内にある「東京ステーションホテル」。国の重要文化財に指定される歴史的建築であり、駅舎の中に宿泊できるという世界的にも稀有な環境を誇るホテルです。その2階に位置する〈カフェ&バー カメリア〉は、前身となるバーが1951年創業と言われており、約70年の時を刻み続ける由緒ある場所。ロングカウンターとカメリア(椿)カラーを基調にした意匠が、シックな空気感を作り出しています。
さて、このバーで6月に登場して以来、話題を呼んでいるのが「微アルハイボール」。“家飲み”需要が高まった2021年は、ビールをはじめノンアルや微アルの缶ドリンクが大ヒットを記録していますが、こちらは名バーテンダーが考案した“ハイボールテイスト”のオリジナルドリンク。アルコール度数は0.3〜0.5%、コーン茶をベースに酸味や甘味、スパイスを配合し、最後にウイスキーをフランベして抽出した香り成分をシュッとスプレーし、本格的なハイボールの風味と余韻に仕上げています。味わいの完成までに約1ヶ月を要したとか。
味わいは2種類あり、「ナチュラル」テイストのほか燻製香のフレーバーウォーターをプラスした、まるでピートが香るスコッチウイスキーのような「スモーキー」テイストも。

「微アルハイボール」1500円、「ローストビーフと卵 2種のサンドイッチ」2100円。お昼時も気軽に頼める0.5%。ちなみに、11月1日(月)からは赤・白・緑のクリスマスカラーをモチーフにした3種のカクテルが楽しめる「ウィンター カクテル プレート」2200円も登場。アルコール派の方はこちらもぜひ。
「微アルハイボール」1500円、「ローストビーフと卵 2種のサンドイッチ」2100円。お昼時も気軽に頼める0.5%。ちなみに、11月1日(月)からは赤・白・緑のクリスマスカラーをモチーフにした3種のカクテルが楽しめる「ウィンター カクテル プレート」2200円も登場。アルコール派の方はこちらもぜひ。

甘みのないスッキリとしたハイボールならではの味わいは、食事との相性もピッタリ。〈バー&カフェ カメリア〉はボリューミーなランチセットやディナーコースが揃い、フード類が充実しているので、ランチに気兼ねなく飲める微アルハイボールはまさに強い味方。ジューシーな自家製ローストビーフをたっぷり挟んだサンドイッチや、赤身のおいしさに定評のある希少ブランド・土佐あかうしで作るハンバーグなど、カジュアルなバーフードもさすがのホテルクオリティ。駅の喧騒を微かに感じながら、微アルハイボールをいただく昼下がり…至福です。

画期的! バーの本格カクテルを “缶”で飲む!

もう一つ、宿泊者に大好評なのが今秋から登場した「シーリングドリンク」。バーテンダーが作ったカクテルやハイボールをその場でシーリングし、缶ボトルにしてくれるというもの。ハイボールなら「シーバスリーガル12年」や「知多」など著名銘柄のウィスキーを使い、天然氷が入ったあのプロの味わいが缶でいただけるのです。だから見た目はカジュアルでも味は本物。客室に持ち帰って味わえるのは宿泊者の特権ですが、ビジターもノンアルのモクテルならテイクアウトが可能。時にはランチのお供にこんな贅沢ドリンク、いかがでしょう?

「シーリングドリンク」メニューのために導入された缶シーリングマシン。これでカクテルやハイボールが瞬時に缶ボトルに。
「シーリングドリンク」メニューのために導入された缶シーリングマシン。これでカクテルやハイボールが瞬時に缶ボトルに。
バーテンダーの「匠の味」をお部屋にテイクアウト。「シーリングドリンク」より、左から、「ハイボール(シーバスリーガル12年)」1500円、テキーラサンライズ1300円。モクテル類はすべて1300円。店内での飲むのもOK。
バーテンダーの「匠の味」をお部屋にテイクアウト。「シーリングドリンク」より、左から、「ハイボール(シーバスリーガル12年)」1500円、テキーラサンライズ1300円。モクテル類はすべて1300円。店内での飲むのもOK。

秋の午後、アフタヌーンティーのようにモクテルを楽しむ…。ホテルのバーのカフェ使い&お昼間使いは、ニューノーマルな日々の中から生まれた新たな過ごし方かもしれません。5つ星ホテルのバーは雰囲気の良さも格別。美しい1杯をいただくひと時で、豊かな気分転換ができるはず!

〈カフェ&バー カメリア〉
◾︎東京都千代田区丸の内1-9-1 2階
◾︎03-5220-1951
◾︎11:30〜21:00(20:30LO)*アルコール類は20:00LO
◾︎無休
◾︎HPはこちら
https://www.tokyostationhotel.jp/restaurants/camellia/

photo_MEGUMI、Kayoko Aoki(ザ・ペニンシュラ東京) edit&text_Yoko Fujimori

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