都市で暮らす女性のための防災。 働く女性のお部屋チェック!コロナ下でも災害にも強い部屋づくり。【vol.3】IT企業勤務・豊永英理さん
ハナコラボ防災部メンバーの部屋づくりを、Misa先生がチェック!防災の観点から真似したいポイントや改善したほうがいいところをアドバイスします。今回お部屋を見せてくれたのは、IT企業勤務・豊永英理さんです。
お部屋を見せてくれたのは…豊永英理(とよなが・えり)/IT企業勤務
勤務先で防災担当をしていたため、防災意識は高め。防災でお金をかけるべきところと、安く抑えてもいいところを思案中。都内にて夫とふたり暮らし。
マンションならではの準備ポイントは?
【ROOM DATA】
●広さ…65 m2
●高さ…中層階
●間取り…3LDK
●人数…2人
●築年数…半年
気をつけているポイントとして全体的にいえるのは、高いところにものを置かないことです。どうしても置く必要がある場合は、落ちてきても危なくないようなものにしています。また大きい家具は固定して、ドア付近にも基本的にものを置かないようにしています。家の中のドアは、開き戸と引き戸があるのですが、それぞれ防災的に気をつけることはあるでしょうか。またマンションならではの準備ポイントもあるようでしたら教えていただきたいです。
【総合評価・★★★★★】ゴミを捨てられる場所を確保しておきましょう
防災担当をされているだけあってさすがです。質問について、引き戸は安心なイメージがありますが、周りにものを置いていなければ開き戸でも問題ありません。マンションで在宅避難をするときに気になるのはトイレ問題。ゴミ捨て場を確保しておきましょう。
Interior advice
1.電子レンジには耐震マットを。
作り付けの食器棚なので倒れてくる可能性はかなり低いが、電子レンジに耐震マットなどを敷くとなおよし。
2.ほかの部屋が危険なときの避難場所にも。
危険なものがほぼない寝室。頭上のエアコンは気になるが、落ちるのに時間がかかるし新築なので恐らく問題なし。
3.余計なものを排除した理想的な玄関。
小物類は棚を置いて収納するのではなく、ドアに吊り下げているので取りやすく、動線もふさがないので一石二鳥。
4.密閉できるゴミ箱があったら安心。
ベランダには、臭いが漏れない密閉できるゴミ箱を置いておくと安心。普段は防災グッズを収納しておいても。
Teacher…Misa(ミサ)
地震ITSUMO講座認定講師。大阪府北部地震を機に、暮らしになじむ備えを考える。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』など。