【SPECIALIST CLOSE-UP】 SDGsレポーター・藤田華子さんに密着!「“知りたい”、 “こうなったらいいな”という素直な気持ちを大事に。」
仕事に趣味に積極的な女子たちが集まる本誌Hanakoの読者組織『ハナコラボ』。そんなハナコラボパートナーのパーソナルにスポットライトを当てたコーナー。普段は見えない素顔に迫ります。今回ご紹介するのは、藤田華子さん。人と地球に優しい仕組みを叶えたい。ハナコラボSDGsレポーターとして活躍する藤田華子さんに話を聞きました。
大自然の中で育ったのですが、帰省するたびに風景が変わっていくことが寂しかったんです。それが環境問題を考えるきっかけになりました。また、私には重度の知的障がいがある叔父がいて、彼は私たち家族にとって太陽のような存在なのに、一歩外に出ると“かわいそうな人”とか“変な人”という目で見られてしまう。子どもながらにとても悲しくて、ずっと福祉問題に関心がありました。
3年前から、勤務先のミッションに「クリエイティブの力でウェルネスを叶える」という視点が加わり、自分がクライアントと取り組む上でも“人や地球に優しいかどうか”と考えるように。たとえばジュエリーブランドの〈アルティーダ ウード〉が手がける、途上国の女性を支援するプロジェクトをプロデュース。目標額を達成し、インドに学校を建てるに至りました。かわいいジュエリーを身につけることが誰かのためになる、そういう仕組みを作るお手伝いができてよかったです。
そして、1年前からハナコラボSDGsレポーターとしてさまざまな専門家、アクティビストの方を取材するように。直接話を聞いて、問題の理解がより深まったと感じるし、共に活動するメンバーと出会えたことも大きな力になっています。“知りたい”“こうなったらいいな”という素直な気持ちを忘れずに、身近なところから取り組んでいきたいです。
藤田華子さんをつくる3つのこと
1.生き物が大好き!アフリカ・ケニアへ。
本で象牙の密猟について読み、サバンナへ。「アフリカゾウの親子を見て心が温まる一方、現実を思い胸が痛くなりました。今後もWWFを通じ、保全活動の支援をしていきたいです」
2.自宅では金継ぎにハマっています。
金継ぎ師の方を取材したことを機に興味を持つように。「“壊れても悲しくない”という考え方が素敵だなと。作業中はかなり集中するので、無の状態になれる。それも心地いいです」
3.生涯をかけて楽しみたいベリーダンス。
5年前から始めたベリーダンス。「体型や年齢はその人の個性。踊る人の姿そのものが魅力だと気づかせてくれました。おばあちゃんになっても踊っていたいですね」
Profile…藤田華子(ふじた・はなこ)
栃木県出身。〈RIDE MEDIA & DESIGN〉所属。編集者として活動しながら、Hanako.tokyoでは4人のメンバーとともに「ハナコラボSDGsレポート」を連載している。家ではメダカとクワガタを飼育中。
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SDGsとは「Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標」の訳で、“誰一人取り残さない”世界を目指し17の目標が掲げられています。それは政府や企業のだけのものではなく、私たちが毎日を変えていくための課題でもあります。そんなSDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもったハナコラボ パートナーの4人が「ハナコラボSDGsレポーター」を発足! 毎週さまざまなコンテンツをレポートします。