プロたちの選りすぐりの9品×5ジャンル。 【保存版】おすすめ醤油9品を徹底比較！料理によって使い分けたい便利なマトリックス。
味噌・豆腐・醤油・納豆・卵。冷蔵庫の「ザ・定番品」、いつも同じものばかり買っていない？実は定番品こそ、バラエティの宝庫！スーパーでよく見かける商品たちの中から、プロの方々がおすすめ品を選定。味のマトリックス化に挑戦しました。今回の食材は「醤油」です。
地域で味の好みが分かれる醤油。使いやすいスタンダードなものをベースに甘め、しょっぱめをバランスよく。料理によって使い分けたい！
1.〈森山勇助商店〉の木桶魂
3年間、杉の木桶の中で熟成した三年もろみを使用。かどの取れた味わい。「まろやかで甘みが強く、ステーキなどに合わせると旨みが引き立ちます。磯辺焼きに使うのも美味！」（C）。150ml 340円。0852-21-2165 取り扱い／フードストアあおき、スーパーサカガミなど
2.〈笛木醤油〉の金笛減塩醤油
大きな9尺桶で熟成した味・香りのよい伝統の味。工程の最後に塩分を50％もカット。「減塩とは思えないしっかりとした味。刺身などに使うと、旨みはきちんと感じながら、塩分半分なのがうれしい」（D）。200ml 280円。049-297-0041 取り扱い／ヤオコー、サミットなど
3.〈フンドーキン〉のあまくておいしい醤油
濃口醤油をベースに砂糖、本みりんで甘口仕上げに。かつお風味も効いているので旨みも抜群。「卵かけご飯がこれだけで高級な味に！魚の煮付けや照り焼きも砂糖なしでも味が決まります」（C）。200ml 275円。0972-63-2111 取り扱い／イオン、イトーヨーカドーなど
4.〈ヤマサ醤油〉の絹しょうゆ
生（なま）醤油と火入れ醤油の贅沢ブレンド。口当たりがやわらかく、余韻の旨みある本醸造醤油。「ツンとこないのに、醤油の香りはしっかりでコクが強いから安いお刺身でもおいしく変えてくれます」（A）。450ml 280円。 0120-803-121 取り扱い／オーケー、イトーヨーカドーなど
5.〈キッコーマン〉のいつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ
一滴単位から注ぐ量の調節ができる使いやすさと、鮮度を保つ機能を兼ね備えた密封ボトル。最後までフレッシュな味わいのまま使い切れるのがうれしい。「とにかくまろやか。コク、甘さが豊かなので、刺身、お寿司に」（A）。200ml 208円。0120-120-358 取り扱い／全国にて
6.〈井上醤油店〉の井上 古式じょうゆ
一般的な仕込みより多めの国産丸大豆と小麦を、じっくり時間をかけて天然醸造。香り高く、幅広く使える。「我が家のレギュラー醤油がこちら。濃くて味がしっかりしているので少量でしっかり味が効くのがいい」（C）。360ml 530円。0854-56-0390取り扱い／紀ノ国屋、三浦屋など
7.〈ヤマサ醤油〉の有機丸大豆の吟選しょうゆ
有機栽培の丸大豆と海水を自然乾燥させた天日塩のみを使い、伝統の技でじっくり仕上げたまろやかな風味とやさしい味わいが自慢。「主張しすぎず何にでも使いやすい。料理家仲間にも愛好者が多いです」（A）。1l 495円。取り扱い／オーケー、イトーヨーカドーなど
8.〈柴沼醤油醸造〉の紫峰しょうゆ
伝統の蔵出し生醤油に天然かつおだしを加えた本格的な板前仕立て。香りや味を長期間楽しめる鮮度保持ボトル入り。「まろやかで風味豊かなだし醤油。少量でも味がグッと引き締まります。刺身や冷奴に」（B）。200ml340円。029-821-2400 取り扱い／カスミ、イオン、ヤオコーなど
9.〈ニビシ醤油〉の特級うまくち
本醸造醤油に九州らしい旨み、甘みを加えた贅沢な醤油は九州北部の定番の味。「旨みがかなりしっかり感じられるお醤油です。甘みも強めなので、これで煮物を作ると味に深みが出ます」（B）。1l 415円。0120-797-888 取り扱い／北九州、福岡エリアの主要スーパー
Selectors
A.ジョーさん。料理研究家。簡単でおいしいレシピが人気。Twitterのレシピ投稿も話題でフォロワー数は26万人超。スーパー大好きを公言し、高級スーパーから業務用スーパーまでフォロー。
B.谷尻純子（たにじり・じゅんこ）／スーパーマーケットキュレーター。会社員として働く傍ら、ご当地スーパーのPRや企画などを行う。ご当地スーパーのサイトも運営。（gotouchisuper.com）
C.横峰沙弥香（よこみね・さやか）／イラストレーター。家族の日常を描いたインスタグラムの絵日記が話題に。『Hanakoママ』にてレシピ連載をするなどオリジナル創作レシピには定評あり。
D.寮母あきこ（りょうぼ・あきこ）／広島某所の造船関係の寮で寮母をしている。ボリュームたっぷりの料理がインスタで大人気。著書『寮母あきこのガツンごはん』（マガジンハウス）が話題。
（Hanako1191号掲載／photo : MEGUMI text : Kana Umehara）
