女性の体と性の悩みごと、宋美玄先生に聞いてみました。 5年経つと減っていく…?『夫婦・パートナー間でレスを防ぐ方法って?』教えて、宋美玄先生!産婦人科医に聞く、女性の体と性の悩みごと。
働き方に結婚、出産や自分の体について…、日々は選択の連続。突きつけられる選択肢に迷ったり、間違ったり、軌道修正をしながらも、自分の道を歩み続ける、わたしたちの話。今回は、女性の体と性の悩みごと、宋美玄先生に聞いてみました。女性の体についての悩みは尽きないもの。特に「妊娠・出産」といった大きな選択肢を前にすると考えることがたくさん。
Q.「セックスレスを防ぐ方法はありますか?」
セックスレスが原因で離婚しました。これまでの経験上、頑張って5年が限度で、誰と付き合うにしても長く付き合えばレスになってしまう気がしてなりません。セックスレスを防ぐ方法はありますか?(プロデューサー/30歳)
A. セックスパートナーとライフパートナーが一致するのは稀です。
基本的に同じ相手と長くセックスをし続けるというのは難しいと思って良いと思います。人間は長く付き合うとセックスレスになってしまうもの。ただ、永遠に性欲が続く男性もいて、そういう人はパートナーに対して求め続ける場合もありますね。しかし、5年もすれば普通は減っていきます。
解決策としておすすめしているのは、裸の出し惜しみをすること。一緒に暮らしていても、普段からパンツでウロウロされていたら、どう興奮すればいいかわからなくなってしまいます。だから、お風呂も別々に入るようにして、裸は極力見せないようにする。そして、相手としたいタイミングがズレるとレスになりやすいため、できるだけ決まりを作ると◎。週末はセックスをするなど、約束事にするとレスにはなりにくいはずです。
夫婦やカップルでセックスレスになる場合、自分たちのセックスについて話すことなく、なんとなくしなくなることが多いので、きちんと話し合いをすることも大事。けれど、そもそもセックスパートナーとライフパートナーが一致するのは難しいということも念頭において、夫婦間のセックスについて考えられると良いですね。
Navigator…宋美玄(そん・みひょん)
産婦人科医、医学博士、丸の内の森レディースクリニック院長。産婦人科医として働きながら、書籍の執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍している。
(Hanako1190号掲載/illustration:Manako Kuroneko text:Makoto Tozuka edit:Rio Hirai)