コンテナに展開されたアート作品が感性を刺激。 『GINZA SIX ART CONTAINER』で”新しい待ち合わせ”。
街にはクリスマスイルミネーションが輝き始め、人と会うことが貴重になったこの1年を振り返っている人も多いはず。〈GINZA SIX〉では”新しい待ち合わせ”をコンセプトにしたアート作品の展示『GINZA SIX ART CONTAINER』が始まりました。〈GINZA SIX〉館内のあちこちに設置されている”新しい待ち合わせ”を体験してきました。
アートを感じながら待ち合わせを特別な時間に。
〈GINZA SIX〉各所に『ART CONTAINER』として新しい待ち合わせをコンセプトにした作品が設置されています。参加しているのは様々な業界で活躍する8名のクリエイターやアーティストです。
2階に設置されているのがアーティスト、玉山拓郎の作品。大きくて黄色いアイロン台が目を引きますが、作品の中に据えられた気になるオブジェクトも含めてゆっくり観察したい作品です。
同じく2階にあるアーティストWAKUによる作品。 ネオン管を使った制作を行うWAKUは、寺で育ったことから光が原体験の一部になっているといいます。この作品も炎と同じく見ていると心が落ち着いてくるから不思議です。
3階にあるポップでカラフルな色合いの毛糸を使った作品は編み師の203gowによるもの。今回の『ART CONTAINER』で唯一触ったり座ったりすることができる作品です。〈GINZA SIX〉にちなんで"6"にまつわるモチーフがあちこちに隠されています。
4階にあるのはグラフィックデザイナー、MACCIUの作品。白くシンボリックなフォルムのオブジェは箱と共に置かれていて、MACCIU自身が子どものころフィギュアが入った箱を開けたときに感じた心の高鳴りを投影しています。
5階にあるのはアーティスト、藤倉麻子の作品。コンテナを使った今回の作品の中で唯一作品内に入ることが可能です。人は24時間止まることがなく絶えず動いていることを岩とCG、音や風で表現しています。
6階にある美術家、小林椋の作品。回転する立体の上では2台のカメラがあちら側とこちら側をリアルタイムで映し出しています。待ち合わせた相手と両側に立って観察したい作品です。
地下1階には視覚ディレクター、 河野未彩の作品が2点。3色の光が作るカラフルな影の作品は、光の持つ不思議さが作るロマンチックな世界観を楽しめます。
さらに12月1日からはサウンドアーティスト、evala(See by Your Ears)によるサウンドインスタレーションが屋上で繰り広げられます。
誰かと待ち合わせる間も、出会った瞬間も、どんな時間も特別なものにしてほしいという思いが詰まったこの企画。待ち合わせまで時間があったら、待ち合わせ場所にするアート作品を選んで相手に知らせるのもいいかもしれませんね。
『GINZA SIX ART CONTAINER』
■~2021年2月23日 ※2020年12月1日~12月25日はクリスマスバージョンで開催
■東京都中央区銀座6-10-1
■03-6891-3390(GINZA SIX 総合インフォメーション 受付時間 10:30~20:30)
■イベント公式サイト