“フードロス”をテーマにした本格的な料理が勢揃い! 都内の有名店出身シェフが、青山のシェアキッチン型レストラン〈@ Kitchen AOYAMA〉に集結。

LEARN 2020.11.24

11月4日、青山通りの複合商業施設〈ラ・ポルト青山〉に、シェアキッチン型飲食店〈@ Kitchen AOYAMA(アット キッチン アオヤマ)〉がオープン。社会問題となっている“フードロス”の削減を目指し、生産者のもとで廃棄となる食材を、有名店で腕を磨いてきた実力派シェフたちが本格的なオリジナル料理へと生まれ変わらせます。どのようなメニューが提供されているのか、さっそく取材してみました!

イタリアン、フレンチ、和食、スイーツ…実力派シェフが青山で奇跡のコラボ。

青山 @ Kitchen AOYAMA

コロナの影響でシェアキッチンに注目が集まるなか、イートインが可能な新しいシェアキッチン型飲食店〈@ Kitchen AOYAMA〉が誕生しました。星付きレストランなど各ジャンルの有名店で腕を振るってきたシェフたちが、“フードロス”をテーマにオリジナルのメニューを提案・開発しています。本格的な専門店の味を気軽に味わえる、まるで“大人のフードコート”のような空間です。

〈@ Kitchen AOYAMA〉では、新時代の飲食店を作るべく集まった各ジャンルのシェフたちが、ひとつのキッチンに立ちます。規格外や供給量がオーバーし通常なら廃棄されてしまう食材を、イタリアンやフレンチ、和食、スイーツなど、独創性あふれる素敵な料理へと仕上げていきます。実力派シェフたちの料理を一度に味わえるなんて、贅沢この上なし!

フードロス食材を繊細な一皿へ。

オープンキッチン目の前のカウンター席では、シェフがそれぞれの持ち場で料理を作りあげる様子を、ゆったりと眺めることができます。その繊細な手さばきは感動もの。メニューはアラカルトで提供しているため、前菜やメイン、パスタ、デザートの中から食べたい料理を選ぶことができます。お酒のお供に一品、しっかりディナー、コース料理風に……など、その日の気分に合わせて注文してみてくださいね。

フードロス食材はオレンジを使用。
フードロス食材はオレンジを使用。

こちらは、フレンチの王道である鴨×オレンジの組み合わせを使った「鴨ロースト オレンジ風味のソース」1,990円。脂ののった肉厚な鴨肉に、オレンジのリキュールを使い、バターでコクを出した甘いソースが相性抜群です!甘さだけではなく、スパイシーな黒コショウと横に添えられたアンティーブという野菜の苦み、オレンジの酸味をプラスすることで、より深みのある味わいに。

フードロス食材は梨を使用。
フードロス食材は梨を使用。

次に食べたのは、デザートメニューの「洋梨のコンポートとチョコレートのムース~シナモンのアイスクリーム~」1,200円。洋梨の品種は時期によって変わりますが、この日食べたのは甘い香りがたちやすく、ほんのり酸味がある山形県のラ・フランス。梨の糖度に合わせて砂糖の量を変えたり、レモンで酸味をつけたりするそうです。

チョコレートムースは、ベルギーのミルクチョコレートをベースに使用しています。甘めなミルクチョコレートとバランスを取るため、表面のコーティングや飾りはあえてビターチョコに。横に添えられたシナモンのアイスも、洋梨との相性を考えられています。「シンプルでも食べたときに口の中が楽しめるスイーツにしたかった」とパティシエの水野さんはお話ししていました。

味わい深いスイーツも、ぜひお食事の〆に食べてみてくださいね。

その他にも、野菜や魚に至るまで、フードロス食材を生かしたイタリアンやフレンチ、和食、スイーツの魅力的なメニューが勢揃い。仕入れたフードロス食材によって料理をアレンジするため、同じメニューでも微妙な味わいの変化を楽しめるのが醍醐味です。

フードロスが問題になっている今、おいしい料理を味わいながら生産者の力になれる最新の飲食店〈@ Kitchen AOYAMA〉は画期的。デリバリーやテイクアウトメニューもあるので、用途に合わせて利用してみてくださいね。

〈@ Kitchen AOYAMA〉
■東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 B1
■03-6427-7718
■11:00〜23:00
■無休
公式サイト

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