おうちで鎌倉の味。 たった10分でできる!栄養たっぷりの常備菜「鎌倉産わかめのきんぴら」レシピ。
再びお出かけできる日を心待ちに、 鎌倉で“おいしい”を作り出すあの人の味に挑戦。巣ごもりが楽しくなる、とっておきのレシピを大公開!今回は〈ひなや〉店主のひなさんに「鎌倉産わかめのきんぴら」のレシピを教えてもらいました。
神出鬼没、乞われたらどこへでも出かけておいしい料理で食べる人を幸せにする。それが〈ひなや〉のスタイル。鎌倉近郊の飲食店でのコラボイベントに、オフィスのランチミーティングや個人宅でのホームパーティに、はたまたドラマやCMのロケ先に、地元の野菜をはじめ旬の食材たっぷりなおばんざいと福々しい笑顔を届けている。
しかし、その水面下の努力といったら!食べる人のためにイチから献立を考えて、前日や前々日から仕入れや仕込みに奔走し丁寧にだしを引き、最善のタイミングで提供する。そこには「御馳走」の本来の意味があり、それこそがケータリング、出張料理の醍醐味だと感じさせてくれる。
そんな〈ひなや〉の定番から、ひなさんが紹介してくれたのは、鎌倉の地物を使ったおばんざい品。天然ものの肉厚わかめはシャキシャキと歯ごたえがよく、甘辛い味わいの奥にほのかな磯の香り。冷蔵庫で2〜3日は日持ちするので、まとめて作って常備菜に。日々の食卓に彩りと季節感が生まれること、間違いなし。
■作り方はこちら
【材料】(4人分)
乾燥わかめ…20g
ニンジン…30g
絹さや…10枚
砂糖…大さじ1
酒…大さじ1
薄口醤油…大さじ1
ごま油…大さじ1
黒七味…適量
白ごま…適量
1.乾燥わかめを水で戻し、食べやすくカットする。
【Point①】乾燥わかめは水で戻してから食べやすい大きさにカット。
2.ニンジンをピーラーで4〜5cmの長さに細く剥く。絹さやは茹でて斜め切りにする。
3.フライパンにごま油を引き、わかめを入れてから火をつけて中火で炒める。
4.わかめがばちばち音を立て、油がなじんできたら、砂糖、酒、薄口醤油の順に調味料を入れて味をなじませ、ニンジンを加える。
【Point②】わかめを入れるタイミングはフライパンを温める前。熱してから入れると油がはねてやけどの危険も。わかめに油がなじむとツヤが出てくるので、それを目安に調味料を入れる。ニンジンはその後で。
5.黒七味、白ごまを加えて火を止める。冷めてから絹さやを加える。わかめが熱いうちに絹さやを入れると緑色があせるので注意。
「鎌倉産わかめのきんぴら」の完成です。
わずか10分。手早くできて栄養たっぷり
Profile/ひな
大阪で生まれて兵庫と京都で育った生粋の上方人。ケータリングのほか、Web記事へのレシピ提供や横浜南部市場での料理教室など幅広く活躍中。
(Hanako1185号掲載/photo:Mou Soejima text:Mutsumi Hidaka)