「あの人に聞いた、家での最高の過ごし方」 自宅が映画館に!映画会社勤務・白石良子さんに聞く「ホームシアター」の作り方。

LEARN 2020.05.14

快適なおこもり時間を実現する人たちの取材を通して見えてきたのは、「どこに出かけても必ず帰りたくなる家」「長時間過ごすことが楽しい家」という共通項。家での時間を楽しむためのコツを彼女たちから学びます。今回は、映画会社でデザイナーとして働く白石良子さん。映画好きが高じて映画会社で働く白石さんはおうち時間も、じっくり映画にハマりたいと、自身の部屋をミニシアターにしてしまいました。

大きなスクリーンを前に、映画館に住んでいる気分。

座り心地のよいソファを配したリビング。主役は、120インチあるという大きなスクリーンだ。半年ほど前に買い換えたそうで、今日は映画『顔たち、ところどころ』を観賞中。

複数のスピーカーを置き、臨場感のある音作りも。
複数のスピーカーを置き、臨場感のある音作りも。

「以前は100インチのスクリーンを使っていたので、ひとまわりほど大きくしました。お家に入るギリギリまで画面を広げてみたくて(笑)。小さな映画館や試写室くらいのサイズ感がありますね」友達を呼んで動画配信サイトにアップされているライブやを流して盛り上がることも。

でも、仕事終わりにひとり、好きな映画を流すゆっくりとした時間がなにより好き。「自分にお疲れさまって、映画に合わせたカクテルとスナックを用意して。最近だとなどで、劇場公開されていないけれどすばらしい作品を観ることができる。そういう作品は、小さな画面で観るのがもったいない。せっかくだからスクリーンで、映画館のムードの中で楽しみたいんです」シアターのような雰囲気がありつつも、家だからこその気楽さも魅力。

「バラエティやドキュメンタリーならごはんを食べながらとか、バランスボールで筋トレやストレッチしながら楽しむこともできますから。ホームシアターは、仲間とワイワイするのも、ひとりでじっくり浸るのもできるところがいいですよね」

【家時間のおとも】怖い映画を観るときはつい抱きしめてしまう。

白石良子

ソファには映画『リロ&スティッチ』に登場するキャラクターのぬいぐるみたちが。「ホラーをひとりで観るときなどは、ぎゅっとさせてもらって気を紛らわせています(笑)」

【ベストツール】部屋の隅に設置できる日本製のプロジェクター。

白石良子

プロジェクターは〈エプソン〉を使用。「海外ブランドも見ましたが、日本製が使いやすいしメンテナンスも楽。こちらは斜めに置いても歪まずに投写できるから便利なんです」

Profile/白石良子(しらいし・よしこ)

映画製作・配給、映画館も持つ〈アップリンク〉に勤務。また、趣味で荒木町のアートスナックで週1回、カウンターに立っている。

(Hanako1184号掲載/photo:MEGUMI text:Kana Umehara)

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