伝統と革新、音楽天国タイ 音楽天国のタイに注目!ビギナーにもおすすめしたいタイミュージック6選
古い街角の屋台でごはんを食べた後に、豆や淹れ方にもこだわった最新のカフェでコーヒーを楽しむ。伝統と革新、その両方を楽しめるのがタイの面白いところ。訪れるたび、いろいろな楽しみ方を発見できる。さまざまな音楽と出会えるのもそのひとつ。そこで今回はライター・竹村 卓さんが、ビギナーにもおすすめしたいタイミュージックをご紹介します。
タイの友人にバンコクで連れて行ってもらったバー〈Studio Lam〉で聴いたタイ東北地方の伝統音楽「モーラム」にぐっと心をつかまれた。それまで耳にしたことのある東南アジアの伝統音楽とは違い、そのエンターテインメント性の高さ、なによりもビートの太さや自然と体が動いてしまうグルービーなところが気に入ってしまった。実はそれまでもタイの音楽を聴いてみたいと思っていたけれど、どこから探していいのかわからないでいたから。「モーラム」はタイの音楽の歴史、そして最新の音楽を知る大切な入口となった。音楽とダンスが大好きな国、タイ。伝統音楽から最新のヒップホップまでを紹介。
初めてのタイミュージックはこちらから。
1.『NewLukThung』Juu&G.JEE
タイのラッパーJuuと愛弟子のG.JEE、山梨で活動するstillichimiya/OMKのYoung-Gの共同作品。
2.『TheGreatest』YellowFang
バンコク出身の3ピースガールズバンド。
3.『Flowers』Sanimyok
チェンマイ出身のバンド。
4『IsanLamPlearn』Angkanang Kunchai with Ubon-Pattana Band
モーラムを代表する歌姫。
5.『21stCenturyMolam』The Paradise Bangkok Molam International Band
モーラムを新しいかたちで表現したインストバンド。
6.『Better Being: Suriya』PYRA
バンコク出身の女性シンガー。
Navigator/竹村 卓
たけむら・たく/ライター、編集者。カルチャー誌などで執筆。著書にタイのカルチャーを紹介した『NEW NEW THAILAND 僕が好き なタイランド』(トゥーヴァージンズ)がある。
(Hanako1184号掲載/text:Taku Takemura)