有名アーティストがプロデュースするアルバムも。 【2020年】注目すべき新人アーティスト。チャンスを努力で掴み取り、心奪われる曲を続々リリース中!
YouTubeやサウンドクラウドのほか、SNSの発達で、世界中の新しい音楽が聴けるようになった。もちろん玉石混交なんだけど、よーく耳を澄ませてみると、かなりの実力者の作品があったりする。そんな中から、いきなり最前線に躍り出る音楽家って、下積みや苦労を重ねていたりして、実は滋味深い曲が多かったりもするのです。そこで今回はチェックしておきたい新人アーティストをご紹介します。
1.世界中が萌え上がる連弾姉妹/Kitri
現役音大生のMonaと、妹のHinaによる姉妹連弾ボーカルユニット。地元京都で、子供の頃からピアノを習い、クラシックに慣れ親しんでいた2人。両親を含む一家で大ファンだったという大橋トリオと邂逅。独自の演奏スタイルに衝撃を受け、大橋自らプロデュースを買って出たという。MonaのメインボーカルとHinaのコーラス、そして連弾。イノセンスを体現するような演奏スタイルは、海外リスナーの心も鷲掴み。ライブの前に、まずは動画をチェック!
『Kitrist』:大橋トリオがプロデュースしたデビューアルバム。映画『“隠れビッチ”やってました』の主題歌「さよなら、涙目」も収録。ギャップがすごい。
2.エモいボーカル&度胸!/大比良瑞希
ofubeatsやAlfred Beach Sandal×STUTSなどのライブや作品に参加し、そのエモーショナルなボーカルスタイルで注目を集めていた大比良瑞希。4年ぶりとなるセカンドアルバム『INANYWAY』が完成。先行の「ムーンライトfeat.七尾旅人」は、ハーモニーの美しさ、そしてパーカッシヴで90’sなリズムセクションが話題に。蔦谷好位置のプロジェクトKERENMIに大比良がフィーチャーされた『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-』の主題歌「からまる」も収録。
『INANYWAY』:アルバム冒頭の「Eternal My Room」から、夏に聴きたい「ミントアイス」まで、聴き応え十分。tofubeatsが書き下ろした「無重力」もナイス!
3.体はLA、心はジャパン!/エース橋本
写真を見て、芸人さんかと思った人も少なくないはず。しかし、その正体はタイラー・ザ・クリエイターが率いたクリエイター集団「オッド・フューチャー」に参加していたDJ、ブランダン・デシャイだったのです。日本のアニメや漫画などが好きすぎて、アーティスト名も変更。さらに、やりすぎなジャケットには、同じくアニオタのサンダーキャットも参加している。ディープなんだけど、メロディアスなトラックメイクとメロディのR&Bを披露!
『プレイ.メイク.ビリーブ』:一時期は東京に在住して、EXILETRIBEにも楽曲提供していたとか。このニューアルバムには、向井太一を迎えた「2NITE」も収録!
(Hanako1184号掲載/text:Taku Takemura)