時間がある時期だからこそ! 「読んでから見るか、見てから読むか」話題の映画化作品4選。ラブストーリーからあの名作まで、本も映画も楽しもう!

LEARN 2020.05.04

小説や漫画原作ありきの映画作品が急速に増え続けている昨今。きっかけは遡ること1960〜70年代。当時ではまだ珍しい、書籍×映画のメディアミックスが始まり「読んでから見るか、見てから読むか」のキャッチフレーズは社会現象となった。そして現在、原作ファンが映像化に歓喜し、映画を観た人が原作を求め、本を手に取る時代が再燃している。時間がある時期だからこそ、映画も本もどちらも楽しむというのも手かも!

1.『窮鼠(きゅうそ)はチーズの夢を見る』 著・水城せとな

(小学館/505円)
(小学館/505円)

『失恋ショコラティエ』『脳内ポイズンベリー』など女性から多くの支持を集める水城せとなが、性別を超えて人を好きになる喜びや痛みを純粋に表現した作品を描く。優柔不断で不倫を繰り返す恭一と、そんな彼を学生時代から想っていた今ヶ瀬との恋模様は、切なくもどこか温かく、背中を押してあげたくなる。

©水城せとな・小学館/映画 「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

6月5日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー公開予定。
配給:ファントム・フィルム

2.『ロマンスドール』 著・タナダユキ

(KADOKAWA/1,200円)
(KADOKAWA/1,200円)

ラブドール職人の男と、彼の一目惚れで結婚した妻との日常を描いた作品。2008年に雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載され、美しくも儚い大人のラブストーリーに多くの話題と共感を呼んだ。映画の脚本・監督も彼女が担当し、移り行く男女の感情を細かく再現している。

©2019「ロマンスドール」製作委員会

DVD&Blu-ray発売中、3,900円 発売・販売元:株式会社ハピネット

3.『映像研には手を出すな!』著・大童澄瞳

(小学館/既刊5巻/552円〜)
(小学館/既刊5巻/552円〜)
©2016 大童澄瞳/小学館

極度の人見知りだがアニメをこよなく愛する主人公・浅草と、お金に目がない同級生・金森は高校に入学し、密かにアニメーターを目指すカリスマモデル・水崎と運命的な出会いを果たす。同じ夢を持つ3人は新たに「映像研」を立ち上げ、高校生活をアニメ制作に捧げる青春奮闘劇を始める。

©2020「映像研」実写映画化作戦会議 ©2016 大童澄瞳/小学館 配給:東宝映像事業部

近日公開

4.『若草物語 Ⅰ&Ⅱ 』 著・ルイザ・メイ・オルコット、訳・谷口由美子

(講談社/1,900円)
(講談社/1,900円)

舞台は、19世紀後半。南北戦争により不在の父親に代わり、母親に温かく見守られながら4人の姉妹がLittle Women(小さいながらも立派な婦人たち)として成長していく物語。150年以上経った現在でも、世界中で多くの翻訳本が出され、ブロードウェイやドラマなどの実写化も多い。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』初夏全国ロードショー公開予定
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

※公開日が変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください

(Hanako1184号掲載/text:Ami Hanashima)

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