サウナデビューしませんか？ 今、サウナが急発展中！プロサウナーが伝授する2020年サウナ事情とは。

世の中は空前のサウナブーム。それでもまだサウナ好きが口をそろえる〝ととのう〞感覚がわからなかったり、ブームに乗り遅れている人もいるのでは？「今年こそ、女性にとってのサウナ元年になると思います」と言うのはサウナブームの仕掛け人のひとり、サウナ師匠こと秋山大輔さん。サウナ好きにとっての〝ととのう〞とは、サウナと水風呂を何回かくり返した後に、ディープなリラックス状態に達すること。心も体もととのい、とてつもない快楽が得られるという。さらに、最新のサウナ事情は「ととのうだけじゃない」と秋山さんが教えてくれた。

「僕がサウナに関するブランド〈TTNE〉をスタートしてから早年。これまでに11個のサウナをプロデュースしてきました。それでもまだ『男性限定』の施設も多かったりして、女性にとっては少しハードルが高い文化だったのかもしれません。それもいよいよ今年からは本格的に変わってくるのではないでしょうか。まずは実際に体験して〝ととのう〞感覚を知ることが入り口。そのためにはすでにサウナに親しんでいる友達にガイドしてもらうのが近道です。自分のプロジェクトとしても昨年は男女で楽しめるサウナを海やキャンプ場に作りました。すると『着替えが面倒』『化粧が落ちる』などのハードルが下がるので、女性ファンが増えるんです。そもそも僕が推奨しているフィンランド式のサウナは、日本のドライサウナよりも温度が低くミスティで、つらくなくて気持ちいいもの。美肌やデトックスも期待できますし、女性にこそ体験してほしいアクティビティです」

秋山さんは世界で視察してきたサウナ事情についても教えてくれた。「各国のリゾートのスパはもちろん、ニューヨークなどの都会でもムーブメントが起きています。〈Higher DOSE〉は代の女性人が立ち上げた話題のスポット。細かく仕切られた個室のサウナは、照明が選べてカラーセラピーの役割を果たしています。撮影もで、インスタ映えも抜群（笑）。

ミラノの街中にある〈QC Ter me Milano〉には、トラムを使ったサウナがありました。昔実際に使われていたトラムの内側が、木造のサウナになっています。男女一緒に気軽に楽しめる最高のリラクゼーションスペースでした。この時のヨーロッパ弾丸視察では2週間で6カ国サウナを回ったのですが、どの国のサウナも趣向が凝らされていて、文化としての成熟度の高さを感じられましたね。サウナだけではなく、リラックスできるラグジュアリーなスペースがあったり、バスローブのまま楽しめるバーを併設していたり、サウナブームは日本のみならず世界中で起きている。秋山さんは世界で視察してきたサウナ事情についても教えてくれた。

「各国のリゾートのスパはもちろん、ニューヨークなどの都会でもムーブメントが起きています。〈Higher DOSE〉は代の女性人が立ち上げた話題のスポット。細かく仕切られた個室のサウナは、照明が選べてカラーセラピーの役割を果たしています。撮影もで、インスタ映えも抜群〝ととのう〞前後まで充実しているのが印象的です。日本でも女性も一緒に楽しめるサウナの需要は高まっていて、僕のところにも相談が多く舞い込んできます。衛生管理やアメニティがしっかりしていて、前後に食事やお酒が楽しめる施設があり、男女共用。そんなサウナが、今年以降もっと増えるはずですよ」

秋山大輔（あきやま・だいすけ）／プロサウナー。通称サウナ師匠。サウナブランド「TTNE」主宰。記念日制定、イベントプロデュース等、サウナ関連のプロジェクトを次々に仕掛け、日々サウナを布教中。

（Hanako1181号掲載／text：Rio Hirai）