なっとう娘の「ねばログ」第36回 旨味のオンパレード!人気の納豆スープパスタを求めて中目黒〈KURA〉へ。〜ねばっと、ゆるり「納豆旅」〜
鈴木真由子24歳。納豆が好きでライブ配信を趣味で始めたところから始まり、今の「なっとう娘」という活動を仕事にすることを決める。納豆のより幅広い楽しみ方を一人でも多くの方に届けたいという想いで始めたコラム、ぜひ覗いてみてください♪
記念すべき1回目は〈KURA〉@中目黒
今回は、東京都目黒区に位置する「中目黒駅」が舞台となる。中目黒駅から歩いて5分。目黒川方面に向かい歩いて程なくすると、ビルから伸びる看板〈KURA〉の文字が見えてくる。納豆パスタが楽しみで仕方ない私にはオアシスにしか見えない。
お店に入るやいなや、落ち着いた空間にどこかホーム感を感じてしまう。店員さんの朗らかな笑顔もとても居心地が良い。
落ち着きのある店内に身を委ねながら、メニューで「納豆パスタ」の文字を探す。あった!ここ、〈KURA〉ではシンプルに「納豆」と表記されている。
10分待たないうちに、パスタの「納豆」が到着。大胆に盛り付けられた大葉と海苔が納豆を引き立たせる準備が万端だと背中で語ってくれており、期待が高まる。
肝心の納豆は、ひきわりであることを確認し、まずは味をイメージして楽しむ。そしてついにフォークを挿入していく。トッピングとパスタを混ぜていくうちに、とろみと粘り気が混ざり合うことで、ビジュアルからすでに、うまみとコクの塊であることが漂ってくる。
一口食べると、納豆の香りを含んだスープと共に口の中に広がる幸福感。スープの鶏ガラのコク、そして魚介的なうまみが融合している中に納豆独特の香りが更に混ざり、思わず目を閉じてしまうほどの味覚が迫り来る。
「とっても美味しかったです!」とこの感動を是非作ってくださった方にお伝えしたいと思い、話すと店長が出てきてくださった。
これは実際に納豆パスタに使われている、〈ヤマダフーズ〉の「おはよう納豆」の業務用のひきわり納豆である。この納豆は、自分も通販で取り寄せ、おやつ代わりに吸い付いて食べていた記憶がよみがえる。
レシピについてもかなり詳しく教えてくださり、「そこまで話してしまって大丈夫ですか?」と聞くと、かなりレシピを聞かれることが多いらしい。それも納得な美味しさのスープの味わいである。アンチョビと鶏ガラスープ、昆布茶がスープの出汁として入っていると聞き、最強のマリアージュはこのようにして生まれるのかと、最強の方程式を見つけたので今後の納豆LIFEに活かしていこうと誓った。
とっても親切にしてくださった店長さんとパシャリ。店長のおすすめは、納豆のスープ”マシマシ”らしいので次訪れた際には、ぜひそのメニューを注文しようと思いました。親切に色々と教えてくださった〈KURA〉のみなさん、ありがとうございました!
〈KURA(クラ)中目黒店 〉
■東京都目黒区上目黒1-19-5 七幸ビル 2F
■03-3711-9395
■11:30~23:00(L.O22:30)年末年始休
●今週の納豆
食のあり方を美味しい納豆から考える。「横浜ハッピー納豆」/〈ハッピープランニング〉
●ねばり 4.0/5.0
●納豆のかおり 3.9/5.0
●豆のかたさ 4.4/5.0
来年の1月10日にお披露目される、まだ発売前の納豆。元横浜ビールの社長が手がける、横浜の水源地道志村産大豆で神奈川の職人さんが手がけている逸品。作り手も買い手も関わる人みんながハッピーになるようにというメッセージが込められている。
粘り気、豆感ともに素材の味がのびのびと生かされている印象を受けた。特に豆の甘さや味の濃さは特筆すべきポイント。思わず咀嚼による大豆の味の変化を楽しみたいと、自然と味覚に集中したくなるそんな納豆だった。発売が楽しみです!