11月30日までの期間限定メニューで味覚の秋を存分に! 青山〈ブノワ〉でいただく秋のフランス料理で、贅沢なひとときを。

LEARN 2019.11.12

フレンチの巨匠、アラン・デュカスによるビストロ〈ブノワ〉が、青山通りに面したラ・ポルト青山の10階にオープンしたのは2005年のこと。以来、本場パリのような雰囲気の中、本格的なフランス料理を提供しています。今回は11月末までの限定メニューを試食させていただきましたので、その魅力をご紹介します。

好きな料理を選べるプリフィックスメニューが魅力。100年の伝統とエスプリを青山の地で。

@Hiro Kishima
@Hiro Kishima

〈ブノワ〉の始まりは1912年のパリ。100年以上に渡って舌の肥えたパリの人々を楽しませてきた老舗ビストロです。

今回お邪魔した青山の〈ブノワ〉は、パリ本店の名前とエスプリを受け継いだビストロとして2005年にオープンしました。青山の〈ブノワ〉では本場のフレンチをベースとし、日本各地から集められた厳選素材を取り入れた四季折々のお料理をいただくことができます。

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お店はメゾネット式。青山通りに面したビルのエレベーターで入り口の10階まで登ると、11階に続く美しい螺旋階段に案内されます。

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階段を上ると、ずらりと並んだワインセラーと優美なシャンデリアが目に入ります。広い窓の外には青山の景色を臨み、美しいインテリアも手伝って、東京らしからぬ開放的な雰囲気です。

国産の厳選食材とフランス料理の技術がかけ合わさった秋の限定メニュー。

@Hiro Kishima
@Hiro Kishima

〈ブノワ〉ではランチもディナーもプリフィックスメニューとして用意されています。前菜、メイン、デザートに分けられたお料理、それぞれ数種類から好きなものを組み合わせてオーダーできるスタイルです。

ランチは3,800円から、ディナーなら6,100円から。選ぶお料理によっては追加料金がかかるので、予算に応じた組み合わせを考えて悩むのも楽しい時間です。

今回は11月末までの秋のメニューの中から、いくつかお料理を試食させていただきました。秋のメニューには岐阜県の生産者から取り寄せた厳選素材を使ったお料理も並んでいます。

「“奥美濃古地鶏”とフォアグラのプレッセ 黒トリュフ」追加料金 ランチ 1,500円、ディナー 1,000円。
「“奥美濃古地鶏”とフォアグラのプレッセ 黒トリュフ」追加料金 ランチ 1,500円、ディナー 1,000円。

まずは前菜の「“奥美濃古地鶏”とフォアグラのプレッセ 黒トリュフ」をいただきました。岐阜県の奥美濃古地鶏という貴重な鶏肉を型に入れて、中央にフォアグラとトリュフを挟み込んでゆっくり低温調理したお料理です。

フォアグラはこってりとしたイメージですが、まわりの鶏肉とのコンビネーションで、ほどよくあっさりといただけます。外側の胸肉は旨味がぎゅっと詰まったしっとりとした食感、中には小さなブロック状にカットしたモモ肉が使われていて、口の中でほどけるような口当たりが楽しめます。

「“郡上クラシックポーク”バラ肉のコンフィとソーセージ レンズ豆の煮込み」
「“郡上クラシックポーク”バラ肉のコンフィとソーセージ レンズ豆の煮込み」

次にいただいたのは、ランチのメインとして選べる「“郡上クラシックポーク”バラ肉のコンフィとソーセージ レンズ豆の煮込み」です。 郡上クラシックポークは、岐阜県郡上市でモーツァルトを聴きながら育ったという特別な豚肉。そのバラ肉のコンフィと肩肉とバラ肉の生ソーセージという2種類のシャルキュトリーに仕上げ、どちらもひとつの料理として食べられてしまうという欲張りな一皿です。

ボリュームたっぷりのバラ肉のコンフィは柔らかで、上質な豚肉特有のまろやかな脂が口の中に広がります。香ばしく焼き上げられた新鮮な生ソーセージはもちろん無添加。ハーブが爽やかに香り、脂が魅力のコンフィとは対照的です。お肉の下に敷かれたレンズ豆の煮込みもディジョンマスタードが効いた、たまらないおいしさ。ボリュームも味の変化も存分に楽しめるお料理です。

「”飛騨牛”ランプステーキのポワレ 胡椒風味 自家製フレンチフライ」追加料金 ランチ 2,500円、ディナー 2,000円。
「”飛騨牛”ランプステーキのポワレ 胡椒風味 自家製フレンチフライ」追加料金 ランチ 2,500円、ディナー 2,000円。

そしていよいよ登場のメインディッシュは「”飛騨牛”ランプステーキのポワレ 胡椒風味 自家製フレンチフライ」。 岐阜県の飛騨牛といえば豊かな自然の中で育つ一流和牛ブランド。極上で肉厚のお肉はフランス料理の伝統的な技術によって唸るおいしさのステーキに仕上がっています。胡椒のピリッと効いた食べ応えも十分なステーキには、美しい揚げ色のフレンチフライと新鮮でしゃきっとした食感のシュクリーヌレタスが添えられています。

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フランス料理のステーキは、調理に時間も手間もかかるもの。焼いたあと肉を休ませてじっくりと火を通します。これによって旨味の元でもある肉汁が中に閉じ込められ、中の肉が美しいバラ色に仕上がるそう。ステーキという一見シンプルな料理はシェフたちが引き継いできた技術が込められているのですね。

「モンブラン ブノワ風」追加料金 ランチ、ディナー共に1,000円。
「モンブラン ブノワ風」追加料金 ランチ、ディナー共に1,000円。

デザートには「モンブラン ブノワ風」をいただきました。〈ブノワ〉では秋になるとモンブランがメニューに登場しますが、毎年スタイルが違います。今年はパリ、そしてニューヨークの〈ブノワ〉でもモンブランにカシスを合わせていますが、こちら東京の〈ブノワ〉では、和栗をブレンドしたマロンペーストをカシスと組み合わせました。

頂上に配されたマロングラッセとモンブランペーストの下には、生クリーム、カシスソース、メレンゲの食感と味が重なります。ボリュームのあるデザートですが、コクのあるモンブランクリームと他の素材が舌の上で溶けあって、吸い込まれていくよう。しっかりしたお料理のあとでも、すっとお腹に入ってしまう、さすがのデザートです。

お祝いからご褒美女子会まで、誰もが笑顔になれるビストロ〈ブノワ〉。

@Hiro Kishima
@Hiro Kishima

たくさんの星を持つアラン・デュカスのフレンチというと、格式が高いのでは? と躊躇してしまうかもしれませんが、〈ブノワ〉はフランス料理店の中でも気軽に楽しめるビストロです。インテリアもひとつひとつ凝っていますが、美しくもかわいらしい雰囲気。もちろんサービスもきめ細やかなので、ちょっとしたお祝いの会などで利用すると、楽しく思い出に残る食事ができそうです。

今回ご紹介したお料理はどれも11月30日までの期間限定。この秋だけのお料理やデザートの数々をいただいてみませんか?

〈ブノワ〉
■東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
■03-6419-4181
■ランチ 3,800円~ ディナー 6,100円~
(税・サービス料別)※一部のメニューは追加料金がかかります。
■ランチ 11:30~15:30(14:00LO)、ディナー 17:30 ~ 23:00(21:00LO)
■80席
■無休(年末年始を除く)
公式サイト

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