現代人は顔がたるみやすい? 原因を知ってセルフケアをしてみよう!

現代人は顔がたるみやすい? 原因を知ってセルフケアをしてみよう!
Beauty Laboratory ハナコ美容研究所
現代人は顔がたるみやすい? 原因を知ってセルフケアをしてみよう!
HEALTH 2025.12.25
極端に肌に過保護でいると、肌を引き上げる筋肉も衰えてしまい、たるみを生む原因に。今はもちろん、未来のたるみ予防にできることとは?
photo_Akiko Baba Shinsuke Sato(still) styling_Reiko Ogino illustration_Mihoko Otani, Yumiko Kanda(flame) text_Emi Taniguchi
教えていただきました
山口良純
山口良純
(代官山 山口整骨院院長)

やまぐち・よしずみ/ほねつぎ、整骨などの伝統的古典療法に基づく知識を応用した、オリジナルの美容ボディバランス整体を発信。口コミで人気が広まり、著名人の顧客も多く抱える。

原因は「何もしない」こと。凝りをほぐして、たるみをギュッ。

しっかりケアしているつもりでも、昔とは明らかに違う肌のハリ感やフェイスラインのゆるみ。年齢だからと諦めるしかないの?

そこで、年間8000人以上を診ているという、小顔ケアのスペシャリスト・山口良純先生に話を伺う。

「なぜ顔がたるむのかというと、主な原因が筋肉の衰え。もちろん年齢は影響しておりますが、スマホや作業による現代特有の下向き姿勢も大きな要因のひとつ。全身を覆う筋膜ごと下へと引っ張られてしまうため、顔自体も下へと下がってしまいます。

さらに、日本人の約8割が無意識のうちに行っているという、歯ぎしりと食いしばりもたるみに大きな影響が。下を向いたときに、上下の歯が接触していたりしませんか?本来は下を向いたときには、上下の歯が触れないのが正解。上下の歯が触れてしまうだけでも、約20kgもの負荷がかかっているといわれています。こういった積み重ねによって、あご関節が衰えたり舌周りの筋肉が減ったりしてしまう。それにより、フェイスラインを引き上げる力も弱まり、たるみやほうれい線などの老け見えを生んでしまうのです。

また、近年は〝摩擦は厳禁〞という風潮からか、極端に肌を過保護に扱う人が増えています。もちろん、過度な摩擦は御法度ですが、多少の刺激は必要。なぜなら、食いしばりや長時間の前傾姿勢などによって顔の筋肉は凝り固まっています。この凝りを放っておくと、筋力低下に影響しますし、血流も悪くなり、肌のターンオーバーも鈍くなってしまいます。つまり、凝りがたるみはもちろんのこと、肌トラブルの原因にもなるということ。さらに、毛穴の収縮を担う筋肉である立毛筋の衰えも、たるみに大きな影響が。この立毛筋は、鳥肌が立つときに収縮する筋肉なのですが、実は重力に抵抗する力があるとわかっています。立毛筋は不随意筋であるため、自分の意志で動かすことができないのですが、マッサージやストレッチなどで活性化させることは可能。隙間時間やいつものお手入れのついでに、少しだけ手をかけてみる。そういった積み重ねによって、未来の肌は変わりますよ」

TOPIC1. 口元とほうれい線を引き上げるマッサージ&ストレッチ。

凝り固まった咬筋や側頭筋をほぐして、むくんだフェイスラインをほぐすことから。朝晩の習慣で凝りの定着をSTOP!

STEP1. あご周りの緊張を緩ませる。

噛むと膨らむところを中心に、指の腹orこぶしを使って小刻みに揺らす。くるくると円を描くようなイメージで、左右の頬を各30秒。食いしばりで凝り固まった筋肉の緊張をほぐす。


STEP2.
フェイスラインをグッと引っ張ってキープ。


口角からこめかみに向かって、指の腹でグッと皮膚を引き上げる。位置を記憶させるような気持ちで、10〜15秒キープ。クリームなどを塗る延長で行うと、肌への摩擦負担も軽減。

STEP3. 指2本でフェイスラインを流す。


人差し指と中指の第二関節でフェイスラインを挟み、あごからエラ、首へ流す。スマホなどで下を向く姿勢が続くと、フェイスラインがむくみやすいので、ここで巡りをしっかり改善。


STEP4. 側頭筋をほぐして引っ張り固定。


こぶしの第二関節を使い、側頭筋を30秒程度ほぐす。側頭筋は強めに刺激をしてOK。そのまま上へと引き上げて15秒程度キープ。シャンプーの延長でマッサージするのもおすすめ。

TOPIC2. あご周りのもたつき、たるみを引き上げるトレーニング。

二重あごの原因が、舌骨に繋がる筋肉の衰え。舌を使ったトレーニングを習慣化することで、重力に抵抗!

STEP1. 舌を上顎につけて、ぐっと押し上げる。

舌の正しい位置は、上あごの前歯の後ろ。舌の位置が下がると、たるみに繋がるので、舌を正しい位置に戻し、筋肉を鍛えるトレーニングを。まずは舌で上あごを押し上げる。

STEP2. 首元を支えながら上を向く。

舌はそのままで、首の骨を両手で支えながら上を向く。あご下の顎舌骨筋が引き締まり、力が入っているようだったら正解。5秒かけて上を向き、5秒かけてゆっくり戻すのを20回。

STEP3. 上を向くときに鼻で息を吸い込む。

さらに、もたつき改善の効果を高めたいなら、上を向くときに上あごを舌で押し上げながら鼻から息を吸い込み、さらなる負荷をかけて。ストレートネック予防にも効果的。

下を向いたら都度 TRY!広頸筋を鍛えるストレッチ。

30分デスクワークやスマホを見るのを続けたら、休憩がわりにストレッチをすることを習慣に。「う」の唇にしながら上を向き、そのまま顔を左右へ5秒ずつ。

たるみ改善を狙える山口先生プロデュース商品

1. &beマッサージクリーム

&beマッサージクリーム50g 3,850 円( Clue お客様お問い合わせ先 0120-274-032 )

美容成分効果で、塗るだけでも巡りをサポート。マッサージとの併用で、さらに効果UP!

2. Dr.Bones Pillow for kumonoyasuragi

32,800円(ロッピングライフ 0120-97-4875)


寝姿勢に合わせ、首と頭をしっかり支える構造。食いしばりもしにくいため、寝ながらたるみ予防。

Information
代官山 山口整骨院
代官山

最先端医療機器を用いたオリジナルメソッドを提案。

住所:東京都渋谷区恵比寿西1-17-10 B1
TEL:03-5428-0745(要予約)
営業時間:月〜金10:00 〜13:00、15:00〜20:00、土10:00〜15:00 定休日:日祝休

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