名店の味を気軽に。 モダン和食にグルメサンド…人気シェフプロデュースのカフェごはんが気になる!
人気シェフがメニュー開発をしたりと、名店のエッセンスを気軽に楽しめる、そんなカフェに注目!今回は、銀座名割烹の料理長によるモダン和食と肉フレンチシェフによるグルメサンド、それぞれ趣が異なる2軒をご紹介します。
1.銀座名割烹の料理長によるモダン和食と空間を楽しむ。〈数寄屋橋茶房〉/銀座
日本の伝統工芸の江戸切子をモチーフにした〈東急プラザ銀座〉の中にあり、約27メートルの吹き抜けが開放的な気分を演出する。お目当ては〈六雁〉の秋山さんが手がける数々の料理。
ランチタイムは季節のサラダと本日のスープが付く。
ワイングラスを用いた日本酒とぜひ。スペシャリテの「野菜の煮こごり」は、食感や口どけ、色の配置まで計算された和の真髄に触れられる逸品。夕景の美しさも定評あり。
〈OBSCURA COFFEE ROASTERS〉のスペシャルティコーヒーを使用。
Chef 秋山能久さん
料理の監修は、銀座の名割烹〈六雁〉で料理長を務める秋山氏。これからの日本料理、新・江戸前“東京スタイル”を、自身の店と同様にここからも発信する。
2.肉フレンチの人気シェフによるグルメサンドを。〈café 1886 at Bosch〉/渋谷
自動車機器などを扱うドイツの〈Bosch〉社屋1階にあるカフェで、評判なのがグルメサンドイッチ。考案したのは肉フレンチの名手〈Mardi Gras〉の和知さん。ライ麦パンとドイツソーセージがコンビの「スラバ」、ザクッとした歯触りのドイツ版ハムカツサンド「ウィーン」など。ドイツワインとともに味わいたい。
パンは酸味を抑えて食べやすくし、ザワークラウトとマッシュポテトがつなぎ役に。
クミンキャベツがいいアクセント。パンは銀座〈レカン〉がこの店専用に開発。
グラスワイン700円~。
Chef 和知 徹さん
銀座のビストロ〈Mardi Gras〉のオーナーシェフ。フレンチの枠にとどまらず、世界各国のエッセンスを織り交ぜた料理が真骨頂。特に肉料理はファン多数。
(Hanako1132号掲載/photo: Kayoko Aoki text : Yumiko Ikeda)