都内から1時間半、ドライブで訪れたい。 道の駅がまるごと発酵!千葉・道の駅〈発酵の里 こうざき〉なら、全国の発酵食品が手に入る。
普段から、私たちにとってごくごく身近な存在でもある発酵食品。よくよく周りを見渡してみると、実はここ数年で“発酵”をキーワードにしたスポットやアイテムがじわじわと増殖中!今回は、千葉の道の駅〈発酵の里 こうざき〉をご紹介します。
道の駅がまるごと発酵をコンセプトに。
道の駅といえば、地域の特産品や新鮮な食材が並び、食事もできる場所。でも正直なところ、どこも置いているものは似たようなラインナップ……と思っていたら、そんな先入観を覆す道の駅が千葉県にあった。
2015年4月にオープンした〈発酵の里 こうざき〉は、まるで発酵食品の博物館のような専門店〈発酵市場〉や、麹菌の学名がそのまま名前になったレストラン〈オリゼ〉など、とことん発酵尽くし。
全国から集めたレアな発酵食品が市場にはずらり!
信州産の丸米で作った塩糀を生地に練り込んだドーナツ。まろやかな甘さの中にほのかな塩気があり、やみつきに。
酒や醤油、味噌を造るのに欠かせない糀。地元の糀専門店が造る昔ながらの素朴な味噌は、やさしい風味。
道の駅が自らプロデュースした初のオリジナル商品。1週間に600個以上売れるほど人気。強い粘り気が特徴。
木綿豆腐を昆布で包み、麦味噌に1年以上漬け込んで自然発酵させたもの。チーズのような濃厚さがクセに。
レストランでは「豚の味噌麹焼き」が大人気!
千葉県産の豚肉に味噌と醤油麹で作ったタレが抜群の相性。ご飯が進む。1日10丁ほどしか入荷しない、地大豆を使った小鉢の冷奴も隠れた逸品として人気。
元々、すぐそばを流れる利根川の水運を利用し、江戸に清酒や醤油を供給した歴史があり、醸造文化が根付いた町だったことから、このコンセプトになったそう。千葉県の一番小さな町は発酵パワーで輝いている。
〈発酵の里 こうざき〉/千葉県
都内からは約1時間半と日帰りドライブにちょうどいい距離。圏央道神崎ICから1分というのも便利。
■千葉県香取郡神崎町松崎855 新鮮市場・発酵市場
■0478-70-1711
■9:00~18:00、レストラン10:00~18:00(平日は~16:00) 無休
(Hanako1169号掲載/photo : Chihiro Oshima, Ryoma Yagi, Kaori Ouchi, Kazuhiro Fukumoto (MAETTICO) text : Yoshie Chokki)