「モカソフト」などコーヒースイーツもおすすめ! 軽井沢発人気チェーン店〈ミカドコーヒー〉、コーヒー好き必見のトリビアとは?
名物「モカソフト」で有名!日本橋や渋谷など首都圏にも展開する、軽井沢発〈ミカドコーヒー〉。そんな人気コーヒーチェーン店にまつわる、コーヒー好き必見のトリビアをご紹介。今日のコーヒーブレイクは、〈ミカドコーヒー〉で決まり!?
〈ミカドコーヒー〉とは?
1948年、東京・日本橋で創業。喫茶店事業では52年に開業した軽井沢旧道店が有名で、別荘族や観光客などに愛されている。創業初期からの人気メニューも多く、親子二代で通う人も。
1.「モカソフト」を試食した量はプール1杯分。
創業者の金坂景助さんは、コーヒーが飲めない子どもにも愛されるメニューはないかとソフトクリーム作りに着手。当時小学生だった娘(現在の社長、鳴島佳津子さん)に何回も試食してもらい、1969年に「モカソフト」が完成した。開発期間は1年以上かかったといい、鳴島さんは「プール1杯分くらいは食べた」という。
2.南極大陸の昭和基地で飲まれたことがある。
南極大陸にある日本の観測施設、昭和基地。そこに料理人として派遣される隊員が〈ミカドコーヒー〉のファンで、南極で飲みたいと連絡を受けた。ブラジル産のオールドビーンズ挽きを缶に入れて、約20㎏を調達。氷水を沸かして淹れたコーヒーは格別な味がしたとか。
3.「食べるコーヒー」があるらしい。
アイデアマンだった金坂さんはある時、「コーヒーを飲むのではなく、食べられるようにしたい」と考えた。やぐらのような大きさの特製ドリップロトを作り、12時間以上かけて抽出。濃い水出しコーヒーをゼラチンと合わせて、「食べるコーヒー」を1963年に開発した。それはまさにコーヒーを食べているかのような味と香りで、あっという間に大人気商品に。現在は「コーヒーゼリー」として親しまれている。
〈ミカド珈琲店日本橋本店〉
■東京都中央区日本橋室町1-6-7
■03-3241-0530
■7:00~19:00(土8:00~18:00、日祝10:00~18:00) 無休
■60席/禁煙
(Hanao1150号掲載/illustration : Manako Kuroneko text : Mariko Uramoto)