パフェの原点は甘味に。 進化した和デザートを訪ねて、東京のモダン茶寮へ。〜ぷるっとひんやり編〜
FOOD 2018.11.23
日本で発明されたといわれるパフェ。その原点は和のデザートにあったのかもしれません。人気のモダン茶寮の進化し続ける甘味と、東京の絶品かき氷の世界へとご案内します。
1.クラシカルな店内で楽しむ老舗の技を凝縮したお菓子。〈TORAYA TOKYO〉/東京駅
約500年の歴史ある老舗和菓子店〈とらや〉、1980年にパリにオープンした〈とらや パリ店〉、和洋の垣根を超えたお菓子が楽しめる〈トラヤカフェ〉、御殿場にある〈とらや工房〉。この4つのブランドの商品を楽しめるのがこちらのカフェ。東京駅の煉瓦を生かしたクラシックモダンな店の雰囲気に魅かれやってくる人も多いとか。
定番の「あんみつ」は北海道産の小豆を使用したこし餡に、琥珀羹や粟羊羹など色とりどりの味わいをちりばめた、華やかな一品。
また老舗ならではの技術が集約された「季節の生菓子」は、四季折々の風物詩を取り入れた意匠も見事で、目も舌も幸せな気分に!
2.京都らしい季節のメニューを渋谷で味わう。〈茶庭 然花抄院 渋谷ヒカリエ ShinQs店〉/渋谷
大きく窓を取った開放的な店内には、アートの展示をはじめ食器、雑貨も販売するギャラリーを併設。落ち着いたモダンな雰囲気が渋谷の喧騒を忘れさせる。京都・室町に本店を構える〈然花抄院〉の関東唯一の店舗では、看板スイーツの紙焼きカステラ「『然』かすてら」をはじめ、京都らしいメニューが充実。
また宇治抹茶と和三盆で作るシロップが自慢のかき氷「然ノ氷 宇治金時」も、おすすめの季節の味。
(2017年9月1日ムックHanako sweets掲載/photo: Machiko Odan, Kayoko Aoki text: Kimiko Yamada)