「歩いてみたい魅力の町」No.1 大阪の魅力が町屋の路地に溢れる街【大阪・中崎街】。ここに注目店が増えていくワケ。

FOOD 2018.10.25

大阪の中心・梅田から徒歩圏内。なんて思わせないレトロな雰囲気と数え切れないほどあるショップたち。日々進化する中崎町は、いつだって新鮮な出合いを約束してくれます。

街のポテンシャルに惹かれ誕生した店たち。

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大阪の中心・梅田から地下鉄で1駅。歩いても10分ほどの距離にありながら、戦火を逃れたこともあって昔ながらの街並みが残る中崎町。ふと空を見上げれば梅田の高層ビルが目に飛び込んでくる、というギャップを持つ街が動き始めたのは、20年近く前のこと。

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「梅田のすぐ隣にあって歩いてこられる距離なのに、家賃が安い。なぜ店がないのか不思議に思っていたから、声を掛けてもらったときは、すぐに店を出すって決めました」と振り返るのは〈BOW & ARROW〉の遠藤昭彦さん。「当時はクラフト系の工房やギャラリーが点在していて、ショップもでき始めていて。それが一緒に発展していった感じかな」。

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オフィスビルの一室や空き家だった民家などを皮切りにじわじわと店は増え続け、今ではすっかり街歩きを楽しめるエリアとなった。とりわけ目につくのは、古着店とカフェの充実ぶり。

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「若い頃に中崎町に通ってた古着好きが、自分でも店を構えるなら馴染みのある中崎町に、なんてケースもちらほらあります」と遠藤さん。点と点が繋がって街が広がるのと同時に、時間軸でも繋がり発展していると感じさせるエピソードだ。

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古着店だけでなく、カフェ〈DEXTER-DINER〉の徳岡壮平さんも「古民家や街並み、路地が好きでよく来ていた街だったので、中崎町に物件があると知って、いつかはと思っていた店づくりを早めました」と、この街ならではの店だったと話してくれた。

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「店をつくるのに大きくお金をかけていないのにすごく個性がある、小さなお店がたくさんあるのが楽しい。けっしてチープな感じではなくて、アイデアが凝縮している。それぞれのカラーがちゃんとあるお店が集まって、それが街の魅力になっているのに惹かれて出店を決めた」と言うのは〈NAKAZAKI OHEIGHTS〉ディレクターの神谷温子さん。

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内装のリノベーションは自分たちでという店の割合が多いのも、中崎町を巡っていて実感することのひとつ。そこに街をつくっていくというパワーや熱気を感じる。

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今回紹介した以外にも、まだまだ数え切れない店々がある中崎町。一軒ずつの際立つキャラクターはもちろん、それらを巡る楽しみが人々を引きつけているに違いない。

10月27日(土)〜11月4日(日)「イコール(=)フェスティバル in 中崎町 2018」開催!

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個性豊かなショップやクリエイターが集まり進化を続けるこの街で、さまざまな感性や価値、モノがイコール(=)になる、アート・ファッション・フードのお祭り「イコール(=)フェスティバル in 中崎町 2018」が開催されます!

「イコール(=)フェスティバル in 中崎町 2018」
■開催期間:2018年10月27日(土)〜11月4日(日)
■開催場所:中崎町周辺店舗(ファッション・飲食店)
■公式HP:http://equalfestival.com/

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