【Hanako MINIで巡る、進化する日本橋】その1 今話題の人気エリア〈ムロホン〉、日本橋1・2丁目の名店3軒へ。

FOOD 2018.10.13

9月25日にオープンした日本橋高島屋S.C.のように新しい施設が続々誕生している日本橋。その脇には、江戸や明治期から続く老舗の路面店が並んでいるのも、大きな魅力だ。ハナコラボ所長の斉藤アリスさんが、一日散歩に出かけた。

今年で創業200周年!金鍔が名物の〈榮太樓總本鋪〉へ。

HK0_1126

江戸時代、日本橋魚河岸で働く職人たちのために、多くの屋台が並んでいた日本橋。和菓子店、榮太樓總本鋪もその一つだ。店頭にかかる藍色ののれんが、シックでかっこいい。「名前は知っていたけど、どんなお菓子があるんだろう?」とアリスさん。

MG_0553

誕生当時の製法と姿を守り続けている金鍔が、この店の名物。小麦粉の薄皮でたっぷりの餡を包み、胡麻油で焼いた香ばしいお菓子だ。「片手でつまんで食べられて腹持ちもいい。職人さんにぴったりだったんですよ」と販売員さんに教えてもらった。1つ210円

HK0_1061

「パッケージがかわいいものもたくさんありますね」と、アリスさんが目移りするほど商品は種類豊富。お茶席で出すような上生菓子よりも、気軽に食べられる飴や大福などがメインだそう。

HK0_1083

飴は金鍔と並んで長い歴史がある。200周年を迎えた今年は、10月3日から限定パッケージ缶を販売。2018年の日本橋が浮世絵風に描かれたユニークなイラストがかわいい。1缶330円で、ボックス入りの3缶セット(1,200円)、5缶セット(1,900円)、11缶セット(4,200円)も販売中だ。2018年のイラスト入りはバニラミルク飴で、他にはあまおうやマンゴーなどのフルーツ味も!

〈榮太樓總本鋪〉
■東京都中央区日本橋1-2-5
■03-3271-7785
■9:00〜18:00
■日祝休

公式ウェブサイトはこちら

Hanako MINIで移動中!

e7bc98de99473a59d9bbecbfafb78812
0790cbed45d2e344c6cc9c95902bd28b1

貞観年間からこの場所に鎮座する福徳神社。その鳥居の前をHanako MINIが走行中。

気持ちを込めて手紙を書きたい!デザインが素敵な和紙のある〈榛原〉。

HK0_1159

1806年創業の和紙舗・榛原のショーウィンドウを見つめるアリスさん。かつてジャポニズムに影響を与えた千代紙や、柴田是真や竹久夢二など数々の有名画家が残した原画をもとに作られたハガキや便箋が並んでいる。「消耗品ではあるけれど、生活の中に芸術を取り入れてほしい」との思いで、創業以来美しい品々が生み出されてきた。

MG_0001

金封や手漉きの和紙から、カジュアルに使えるグリーティングカードまで、品数は約300。大人のマナーをきっちり示したい時、誰かにお礼をしたい時……さまざまなシチュエーションを支えてくれる頼もしい品ばかりだ。「30代に入ったから、そろそろ手紙もきちんと書こうかな」とアリスさんもお買い物。

HK0_1164

2015年に竣工した店舗のデザインやショップバッグは、千代紙を模したもの。店舗はグッドデザイン賞を受賞し、海外からの観光客にも人気がある。

MG_0016

編集部が選んだのはこちら。上から時計回り。榛原WASHI TAPE 東京日本橋(昼)680円、竹久夢二一筆箋「蜜柑」「どくだみ」各540円、横書き蛇腹便箋レターセット「雛菊」756円(各税込)。

〈榛原(はいばら)〉

■東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
■03-3272-3801
■10:00〜18:30(土日〜17:30) 
■祝休

公式ウェブサイトはこちら

江戸前寿司を食べるなら〈日本橋蛇の市本店〉。

HK0_1230

最後にアリスさんがやって来たのは、1889年から続く〈日本橋蛇の市本店〉だ。江戸時代からファストフードとして親しまれてきた江戸前寿司は、女性一人でも入りやすい気軽さも魅力の一つ。

MG_0638

人気の「江戸前ばらちらし」2,700円。平目の昆布締めや湯引きしたマグロの漬け、煮あさりなど丁寧に仕事されたネタは15種以上も。中でもインパクト大の車海老は甘酢締めにされている。「口に入れるとほろりとほどけるシャリと、たくさんのネタが混ざり合って幸せ!」と、アリスさん。

MG_0654

1階はカウンター席が中心。営業中も絶え間なく仕込みを続ける職人さんの姿も見所だ。「米も赤酢も醤油も、実は少しずつレベルアップしています」と5代目の寳井英晴さん。味を守れる範囲で無添加や無農薬のものにシフトし、常に自信を持って提供できるものをそろえているのだという。

HK0_1252

実はこちらも日本橋魚河岸に屋台を出していた店。「伝統を守りつつ、進化をやめないお寿司に感激。それは日本橋の老舗ならではの魅力かもしれませんね」とアリスさん。この街の面白さに気づいたようだ。

〈日本橋蛇の市本店〉
■東京都中央区日本橋室町1-6-7
■03-3241-3566
■11:30~14:00、17:00~23:00
■土日祝休 
■48席 
■分煙

今回の街巡りで乗ったのはこちら!

3f2abdbcb5ab32d55841b62588bb2631
e3c26afdee765377581238fc4b3bb62c

Hanakoの創刊30周年を記念して誕生した、MINIとのスペシャルコラボカー「Hanako MINI」。秋の紅葉や30周年ロゴが入った、シックで大人な装いです。特別なラッピングを施された「THE NEW MINI 5DOOR」は、現代の“シティドライビング”にピッタリはまるデザインやドライブフィーリングが考え抜かれた車。銀座や日本橋などの「大銀座」エリアを駆け巡ります。

photo:Kenya Abe(shop),Hiromi Kurokawa(model)

Videos

Pick Up