京都の新たな潮流に。 カフェ巡りがもっと楽しくなる!京都で絶対ハズせない人気珈琲カフェとは?
ギャラリーやデザイナーズプロダクト、陶器などなど…個性あふれるセレクトで定評のショップでコーヒーやスイーツも楽しめる、カルチャーミックススタイルのカフェが京都にはたくさん。ちょっと新しい形のカフェ、ぜひ訪れてみてはいかがですか?
1.デザイン好きにはたまらない!グッドセンスなラインナップ。〈カマタ店〉/北大路
大阪・御幣島でギャラリーを営んでいた鎌田安彦さん夫妻が、京都で古道具店をオープン。
奥様が切り盛りする小さなカフェスペースでは、個性豊かなおやつが出迎えてくれる。ベリーやふくれ、アイス、キャラメルヌガーなどをサンドした「分解パイ」680円、コーヒー500円。パイは注文後に焼き上げるため30分ほど必要。予約OK。
靴を脱いで上がる物販スペースには、古物商である鎌田さんによって選ばれた多彩な品が。白山陶器╳森正洋氏のデッドストック陶器など、掘り出し物も多い。時々ご夫婦の愛猫、豆太郎くんが店番をしていることも。「1970〜90年代のデザイナーズプロダクトに目がないんです」と話すとおり、店内は五十嵐威暢デザインのガーデニンググッズや黒川雅之のGOMシリーズ、エリック・ホグランの花器など、国内外のグッドデザインの宝庫!
(Hanako1131号掲載:photo:Noriko Yoshimura text:Azusa Shimokawa)
2.パーソナルなセレクトにときめく一軒。〈Community Store TO SEE〉/御所西
京都を中心に活躍中の写真家、中島光行さんが、自身のスタジオの1、2階にコーヒースタンド併設ギャラリーショップをオープン。気楽に立ち寄れるスタンドスタイルがうれしい。
多治見の陶芸家、中なか囿その義光さんのカップは、コーヒースタンドでも使用。同じカップをショップでも購入できる。コーヒーは蒲郡〈喫茶hiraya〉の豆を使用し、常時2種類から選ぶことが。コーヒーのほか、ビールなどのアルコールも少々。
2 階のギャラリーでは定期的に企画展やワークショップを開催、さらに不定期でバー営業も計画中……と、いつ訪れても新鮮な楽しさが。
奈良で活動中の「urushi no irodori」のプレート各2,800円、フリーカップ各3,700円。凛とした空気を宿す白の空間に、中島さんが少年時代に夢中になったという漫画や小説、写真集をはじめ、親交のある作家の器、愛用中のウェアなどがゆったりと飾られ、なかにはここでしか出合えないオリジナルも。
(Hanako1131号掲載:photo:Noriko Yoshimura text:Azusa Shimokawa)