全部制覇したくなる! 定番観光のあとは?【京都・宇治川】で見つけた、おしゃれで美味しい抹茶グルメ4軒
宇治川を擁する風光明媚な宇治は、平安時代から別荘地として貴族を魅了し、日本有数の茶どころとしても知られる場所。宇治茶や文化の香りを感じながら、そぞろ歩くには最適なエリア。今回はそんな宇治の地で、抹茶を存分に堪能出来るお店をピックアップしました!
1.平等院境内のガラス張りのカフェで宇治茶を五感で堪能。〈茶房 藤花〉
平等院がプロデュースする茶房。近郊で採れた純度の高い宇治茶を厳選し、日本茶インストラクターが丁寧に淹れてくれる。水やお湯の温度から器に至るまで独自に研究を重ね、抹茶の量は0.1g単位までこだわるのだとか。極上の一滴がもたらす至福を味わって。
宇治玉露(冷茶)850円。抹茶色の砂時計が飲みごろを教えてくれる。
2.絶品サンドをテイクアウト、宇治川のほとりで青空ランチ。〈RAKU CAFE AND GALLERY〉
京都・岡崎で人気の〈&noma CAFE〉の姉妹店。地元産の新鮮な卵を使った、ふわとろのたまごサンドや、宇治のベーグル専門店〈Kunel〉に特注する抹茶ベーグルサンド、煎茶のアイスクリームなど、宇治の恵みをいかしたメニューが味わえる。お店からすぐの川岸にベンチがある。北欧テイストの店内もすてき。
テイクアウトBOXは、たまごサンド600円、きまぐれベーグルサンド1,050円。+300円で京都の焙煎所〈いわしコーヒー〉の珈琲をセットに。
3.甘い匂いに誘われて路地奥へ。町家のタルト&焼き菓子専門店。〈ホホエミカ〉
小商いの複合施設〈中宇治yorin〉に2016年11月オープン。3人の子どものママでもある店主の小河絵美子さんが、「心からおいしい、と笑顔になってほしい」と愛情をたっぷり込めて焼き上げる、タルトやふっくら&しっとりのマフィンが評判を呼んでいる。
ドリンクもあり、館内のスペースで焼きたてをほおばれる。
タルトは定番の「抹茶の生チョコタルト」のほか、季節替わりのものが常時5 種ほどそろう。
4.元製茶場の和モダンなお屋敷カフェで個性が光る上質な抹茶スイーツを。〈辻利兵衛本店〉
江戸時代から続く茶商が、築100年の元製茶場を柱や梁を残してリノベーションし、カフェをオープン。前の日の晩から玉露の茶葉に氷をのせ一滴ずつ抽出する「玉茶」などの宇治茶をはじめ、妥協を許さぬ素材で作られる多彩な抹茶スイーツが楽しめる。
春、新茶の時季、夏、秋など趣向を凝らした季節限定パフェもお目見え。
茶葉を見るための拝見盆にうやうやしくのせられた「お濃茶パフェ 宇治誉れ」1,728円。
(Hanako1131号掲載/photo:Tamami Tsukui text:Rinako Sato(Rakutabi) )