ボトル選びが楽しくなる！手土産にも間違いなしのワイン専門店4選

ボトル選びが楽しくなる！手土産にも間違いなしのワイン専門店4選

FOOD 2025.11.27

日頃の感謝、記念日、手土産に、お酒を選んでみませんか？　さまざまなシーンで活躍するワインはギフトとしても万能選手。ストーリーとともに贈ってみては。はじめてでも大丈夫。知識豊富な専門店なら相手が喜ぶ一本が見つかります。

photo_Kanta Torihata, Shungo Takeda, Ryuichi Adachi　text_Naohiro Sekido（Kyoto, Osaka）, Yumiko Ikeda

1. 角打ち的にも、ディナーにも使えるボトルショップ&レストラン。【大阪】〈ワインショップ & ダイナー FUJIMARU東心斎橋店〉

常時約1,000種類をストックする大型のセラールーム、そのすぐ横にはワインを角打ち的に楽しめるスタンドが。また、2階に大阪唯一のポルトガル料理店〈カーザ・ダ・アンドリーニャ〉がイン。セレクトのコンセプトは「未来志向の小規模生産者」。どのワインも飲めばその土地の景色が浮かんでくるものばかり。

ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエクリュ・オー・シェニョ 2022
シャントレーヴ　フランス（ブルゴーニュ）

日本人醸造家の栗山朋子さんがパートナーと立ち上げたワイナリー。果実味もしっかりとありながら綺麗な味わいは、ディナータイムの手土産に最適。

エクストラ ブリュットロゼ ド ムニエ
ラエルト・フレール　フランス（シャンパーニュ）

3種類の醸造法のワインをブレンドしたムニエ100%のロゼスパークリング。美しい色合いとドライな味わいが魅力。フルーツサラダなどと好相性。

2. 造り手の哲学を飲み手へ繋ぐ、京都ワインシーンのパイオニア。【京都】〈ethelvine〉

京都にナチュラルワインを広めたパイオニア的存在の江上昌伸さんがセレクトするのは、自然を尊重した造り手の哲学が表現されたワイン。生産地で分けられた木棚にボトルが整然と並び、ひとつずつ丁寧な説明が記されたミュージアム的なセラー。デイリーから特別な贈り物まで、お目当ての一本と必ず出合える。

バカトール 1909
マウアー・オスカル　セルビア（ヴォイヴォディナ）

中欧で注目度を高めるハンガリーの古来品種を使った白ワイン。100年を超える古木が生み出す香りの奥行きを、料理と合わせてゆっくりと味わいたい。

トレゾール 2017
ルス・グレゼス　フランス（コート・デュ・ローヌ）

近年主流のスタイルとは対極に、飲み頃までじっくりと樽で寝かせて熟成してからリリース。「古き良きワインの味わいを知るならコレ」と江上さん。

3. セルフ式ディスペンサーで試飲OK、カジュアルにナチュラルワインを。【渋谷】〈VIRTUS VS〉

ワインの品揃えにプロからの信頼が厚い〈VIRTUS〉の最新店は、人気蕎麦店とコラボ。1,000種類を超すストックの大半をナチュラルワインが占め、48種をセルフディスペンサーから1杯550円でテイスティング可能だ。代表の中尾さん曰く「日本の食卓では赤と白のニュアンスを持つオレンジがピタリと合う」

ばいばい 2024
Natan葡萄酒醸造所　日本（徳島）

マスカットベーリーAの若く明るい印象の果実味に、デラウェアのしっかりのびる滋味、相反する味わいが織りなす。ミディアムボディのオレンジワイン。

ラブユーラブミーセミヨン2024
シャーロット ダルトンワイナリー　オーストラリア（アデレードヒルズ）

干し草や青りんごの繊細な香り、ライムやはちみつの甘さが溶け合った、きめ細かなミネラル感と伸びのある余韻を楽しめる。エレガントな味わい。

4. ナチュラルワインシーンを牽引する、音響にもこだわった心地よいスペース。【幡ヶ谷】〈wineshop flow〉

ナチュラルワインホッピングを楽しめる街として話題の幡ヶ谷で、ハブ的存在の店。店主のKENKOUさんが扱うのは「亜硫酸が限りなくゼロに近い、飲み心地のいいワイン」。角打ちスペース奥の大きなセラーには常時約200種類がスタンバイ。贈るシチュエーションや相手の好みから最適な一本を選んでもらおう。

シャブリ ア ロエスト2023
ドメーヌ・ド・ランクロ　フランス（ブルゴーニュ）

シャブリでは希少な有機栽培。土壌の味わいがしっかりと表された自然派な一本。シャブリを飲み慣れてない人への入門編としてもおすすめ。

マルサネ・クール・ド・ロゼ 2023
バロラン＆エフ　フランス（ブルゴーニュ）

畑では有機栽培をさらに発展させたビオディナミを実践し、醸造にも最小限の介入のみ。ロゼだが香りも良く、しっかり余韻が長く続く。