グローバルトレンドのノンアルジンがあるお店も。豊富なジンが揃うショップ4選

グローバルトレンドのノンアルジンがあるお店も。豊富なジンが揃うショップ4選

FOOD 2025.11.27

日頃の感謝、記念日、手土産に、お酒を選んでみませんか？　最も多くの国と地域で造られる蒸留酒、ジン。その土地の香りを日本にいながら味わえる幸せな時間を。はじめてでも大丈夫。知識豊富な専門店なら相手が喜ぶ一本が見つかります。

photo_Kanta Torihata, Kenya Abe, Ryuichi Adachi　text_Yumiko Ikeda

1. 気軽に角打ちができる“表”とカクテルメインの“裏”がユニーク。【高田馬場】〈THE HISAKA Tasting Room〉

入ってすぐの“表”は、約50種類のジンを販売するスペース。角打ちスタイルでジントニックとジンソーダも楽しめる。隠し扉風の本棚の“裏”には、ジンを使った多彩なカクテルを味わえるバースペースが。「ジンの面白さはそれぞれのストーリー」と店主の小倉広康さん。ストーリーもギフトに添えてみては？

橘花KIKKA GIN 朱華
大和蒸留所　日本（奈良）

奈良県高市郡明日香村産のイチゴ「あすかルビー」を使い、甘くフレッシュな香りが際立つジン。ドライテイストなので、ソーダ割りにして食中酒にも。

トゥームーンズ カラマンシー ジン
トゥームーンズ蒸溜所　中国（香港）

シークワーサーのようなテイストの東南アジア原産の柑橘・カラマンシーを使用。爽やかな香りとはつらつとしたフレッシュさ。ジントニックがおすすめ。

2. ジンの楽しみ方を提案する、酒屋＋バーのハイブリッド店。【中目黒】〈＆ SPIRITS〉

１階はオープンな雰囲気のバー、入口を同じくして地下1階は500種類以上の蒸留酒を揃えるセレクトショップ。ストックする約半数をジンが占める。過半数はテイスティングOKで、バータイムにはバーテンダー歴15年のスタッフによるカクテルで味わうことも可能。グラスと一緒にギフトにするのもおすすめ。

クローバージン オリジナル
クローバージン　ベルギー（カルムトハウト）

ベルギー生まれの三姉妹蒸留家が手がける。洋ナシやクローバーフラワーがふわりと香り、やわらかでフレッシュな味わい。ジントニックがおすすめ。

ノエゾン・ジン
ジーヴァイン　フランス（コニャック）

穀物の代わりにフランス・コニャック地方の白ブドウをベースにしたジン。スパイシーな香りでスムーズな飲み心地。ワイン好きにもファンが多い。

3. ジンのおいしさを再認識するなら、ベーシックにジントニックがおすすめ。【神田】〈GLOBAL GIN GALLERY〉

2017年にジン専門酒販店としてオープン以来、世界各国のジンをいち早く紹介してきた店主の髙山憲吾さん。国内にも蒸留所が増えて浸透したからこそ「本場ヨーロッパのジン文化に倣ってトニックで味わってほしい。豊かな香りが非日常気分にしてくれる」。グローバルトレンドでもあるノンアルコールも用意。

アイル・オブ・ハリスジン
アイル・オブ・ハリス蒸留所　スコットランド（ハリス島）

キーボタニカルにシュガーケルプ（昆布）を使い、海を想起させる香りに。なめらかでシンプルな味わいは飲み手を選ばない。ボトルデザインも美しい。

ワンダーリーフ・ノンアルコールジン
ラインラント蒸留所　ドイツ（ラインラント）

世界的受賞歴を誇るジン生産者が手がけたノンアルコール。18種類の天然ボタニカルを使い、最良のアロマを抽出。プレミアムトニックウォーターでぜひ。

4. ジン好きの裾野を広げてつなげる場。流行のその先に向かうジンを知る。【渋谷】〈TOKYO FAMILY RESTAURANT〉

『ジンフェスティバル東京』を主催するなど、ジンカルチャーの第一人者・三浦武明さんの店では1,200銘柄を超すジンが客を出迎える。「造られた土地の香りや風景を閉じ込めたお酒がジン。ボトルの数だけ楽しさがある」。レストランのボーダーレスな料理と合わせたり、夜だけではない嗜み方をここで体験できる。

ゴトジン ザ カカオ
五島つばき蒸溜所　日本（長崎）

遊び心と技術力が結集したスペシャルな一本。チョコレートを表現したジンはカカオの香ばしさとフルーティさが口に広がる。ロックや濃い水割りで。

テヌ・ジン
ヴァラーム修道院蒸留所　フィンランド（北カレリア）

フィンランドの原生の森の湧水、ジュニパーベリーやリンゴンベリーなどは希少な野生のボタニカルを使用。比類ない香り。200mlのミニボトルもある。