一度は体験したい、銀座のお寿司! 手が届く高コスパランチも必見!銀座のおすすめのお寿司屋さん3軒
一度は体験したい、銀座のお寿司。そこでHanakoがおすすめのお寿司屋さんを3軒ご紹介!手が届く高コスパランチも必見です。
1.〈すし 佐竹〉
「寿司のおいしさはシャリで8割決まる。土台が定まらないとネタがよくてもだめ」。店主・佐竹大たけしさんのにぎるところを初めて目にした誰もが、「え!?」と驚く。おひつからホカホカと湯気が上がっているからだ。
寿司を口に運べばその表情はすぐさま笑顔に。アツアツのシャリで旨味の濃い中トロや脂がのった鰯をにぎり、温度に合わせて白身や貝が続く。さらに、途中で熱いシャリに入れ替えて、もう一度ピークをもってくる。「奇をてらったわけではなく、ネタとシャリのバランスありき」。シャリの温度がネタとのつなぎ役となり、口の中で一体感が生まれるのは今までにない体験だ。ネタの旨味を引き上げるだけでなく、鮪や貝などの香りもしっかりと感じさせ、一貫ごとにぐいぐいと佐竹ワールドへと引き込まれていく。かために炊いた山形県産つや姫に、まろやかなものと酸が強い2種の赤酢をブレンドした存在感があるシャリと、それに負けない力強さのあるネタに江戸前の仕事をほどこした寿司は、鮮やかに記憶に残る。
(Hanako1153号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE) text : Yumiko Ikeda)
2.〈鮨 太一〉
昼は2,400円、5,000円、10,000円。夜はおまかせ15,000円。
「寿司屋はなるべく身近な存在なのがいいと思って」そう言うのは店主の石川太一さん。
ランチが2,400円からと、銀座としては破格ともいえる値段設定になっている理由も、思い切って1 度だけ来てそれっきりになるのではなく、何回も足を運んでそれぞれの季節の旬を味わってほしいから。お寿司を食べ慣れている人も、そうでない人も、ここに来てお寿司って楽しいんだと感じてもらえればうれしいという思いがこもっている。
赤酢に白酢をブレンドし、コクがありつつどのネタにも合うシャリに仕上げる。
(Hanako1130号掲載/photo:Shin-ichi Yokoyama text:Riko Saito)
3.〈鮨ふじ田〉
夜と同じネタで握るランチ。お椀と茶碗蒸しも美味。玉子焼きは口に入れた瞬間にとろける。昼は4,000円、8,000円。夜はおまかせ12,000円。なるべく予約を。
4歳から寿司職人を目指していたという藤田真一郎さん。もはや完璧に思える今の寿司にも満足せず、よりおいしい寿司を目指して常に研鑽を重ねている。口の中がずっと心地よい状態でいられるように、出す順番をすごく考えているという藤田さんのお寿司は必食!
(Hanako1130号掲載/photo:Shin-ichi Yokoyama text:Riko Saito)