2025年大注目のトレンドスイーツ「フラン」って?おいしいお店も4店舗紹介!
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フランとは
食事系など各国様々なフランがあるが、今注目すべきは、フランス菓子のフラン。タルト生地に、卵、牛乳、砂糖などを混ぜたアパレイユを流して焼き上げたもの。
1. 〈PAQUET MONTÉ〉/代々木公園
専門店ならではの発想で季節ごとの味わいを。
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シェフの本田珠美さんが得意とするパイ生地を使った、日本で初めてのフラン専門店。小さな円筒型の生地で作るフランは、少し“よそいき”の風貌だ。さらにテイクアウトはフランスの伝統的な包装、パケモンテ(三角包み)でめかしこみ、手土産にうってつけの特別感に。伝統的なバニラテイストのほか、季節の食材を使ったフラン液は、どの店よりカラフル。ちぢみほうれん草やバターナッツかぼちゃなど、本田さんの地元・長野から届く野菜を使ったセイボリータイプが珍しい。「チョコレート」にはクラフトチョコレートブランド〈Minimal〉の品を使い、イートインでは目の前で仕上げる「できたて」の一皿まで。贅沢な味を堪能しよう。
住所:東京都渋谷区代々木5-38-13
TEL:なし
営業時間:10:00~18:30(売り切れ次第終了)
定休日:不定休
席数:スタンディング8席(個室あり)
2. 〈フレデリック·カッセル銀座三越店〉/銀座
自慢のパイ生地に流し込む、親しみやすいバニラの香り。
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フランス北部アブヴィルで生まれた名匠、フレデリック・カッセルもまた、おばあちゃんが作るフランで育ったという。その昔懐かしさを表現するため、スペシャリテ「ミルフイユ・ヴァニーユ」に使うタヒチ産バニラよりも身近な味わいのマダガスカル産バニラを選んでいる。生地はもちろん、ミルフィーユにも使われるパイだ。温めてから少し置いておくとフラン液となじみ、しっとりとおいしい。12㎝のホールサイズのみで販売されるため、大きめにカットしてフランスの子ども気分に浸ってみて。
住所:東京都中央区銀座4-6-16 本館B2
TEL:03-3562-1111(大代表)
営業時間:10:00~20:00
定休日:休みは施設に準ずる
3. 〈Goûter〉/学芸大学
伝統を軽やかに飛び越える柔軟なアレンジ。
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トラディショナルでありつつ、斬新なアイデアも盛り込むパティシエ、セバスチャン・ブイエが開いた“フランスのおやつ”がテーマの店。デイリーに食べたいアイテムを中心に、フランも当然ラインナップされた。土台のサブレ生地はほろほろと、フラン液と一体感がある。シングルオリジンのエスプレッソコーヒーを使用した「カフェオレ」も香り豊か。近年、パティスリーとブーランジェリーの境目は無くなってきており、ここでも、焼菓子とパンがグラデーションになって並ぶ。中には「クロッフラン」なるパンも。日本のクリームパンをモチーフに、オリジナルのフランを作り上げた。表面には砂糖をまぶしてブリュレし、スイーツの佇まいに。
住所:東京都目黒区鷹番3-8-1
TEL:03-5724-3258
営業時間:10:00~19:00
定休日:火木休
席数:4席
フランのほかには、クロワッサンやバゲット、店内で焼き上げるフィナンシェ、タルトや惣菜パンなど幅広く45~50種類を作る。
4. 〈BURDIGALA TOKYO〉/東京
焼きたてほかほかをその場でほおばる至福。
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東京駅で重宝されるベーカリー〈ブルディガラ トーキョー〉に、新しくパティスリーが併設された。「フランスの伝統菓子を自分たちらしく」と、フランを取り扱うことに。土台にはベーカリーで評判のサブレ、フラン液には広尾店で一番人気のシュークリームと同じカスタードを使用。焼きたてはサブレ生地がほろっと解けるような食感、フラン液はふんわり柔らか。冷えてサクサク、プルプルとした口当たりも捨てがたいが、ぜひ焼きたてを味わってみて。焼き上がり時間の10時、13時、17時が狙い目。
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内 B1 グランスタ東京
TEL:03-3211-5677
営業時間:8:00~22:00(日、連休の最終日~21:00)
定休日:無休
フランは毎日300個限定で販売される。焼菓子缶もかわいい。