【松陰神社前】わざわざ通いたくなるおいしいお店5選

【松陰神社前】わざわざ通いたくなるおいしいお店5選

FOOD 2024.11.27

三軒茶屋と下高井戸を結ぶ路面電車、東急世田谷線というローカルな路線にありながら、週末の商店街は大いににぎわう松陰神社前。駅名にある〈松陰神社〉は、思想家・吉田松陰を祀り学問の神様として多くの参拝客を集めるが、街の魅力は「食」にもあります。わざわざ行きたくなるオススメ店を紹介します。

photo_Kaori Ouchi, Taro Ota　text & edit_Kahoko Nishimura

1. LA GODAILLE

大自然のパワーを宿す食材とワインを滋養に。

茨城の農家が作る露地栽培の野菜、地元新潟の鮮魚店から届く日本海・北海道の魚介など、店主の品田大輔さんが信頼を寄せる食材を使い、フレンチ仕立てに。特に、品田さんが「初めて食べたときはほかとの違いにびっくりした」という野菜の力強い味が、この店の土台だ。この驚きを追体験しよう。

2. RUBY MURRAY

あの料理がインドにあったら？　から着想。

タンドールのある和食居酒屋で働いたのを機にカレーに魅せられ、名店〈エリックサウス〉で腕を上げた店主・宮田謙さん。ほかにアメリカンレストランでの経験もあり、意表をつく“インド風”料理を考案する。辛さや油の量は控えめで、誰もが食べやすい味も目指す。

3. liminal

28歳の若きシェフによる軽妙なフレンチ。

テリーヌが名物のミシュラン星付きレストランで基礎をしっかりと身につけた料理人が、ここではフレンチになじみがない人にも届くカジュアルな品々を提供。その実、シャルキュトリーやパンまで自家製し隅々まで抜かりがない。日本のクラフトビールと世界のワインを片手に昼飲みもあり。

4. ivre.

世界の料理を知る料理人とソムリエの掛け合いが楽しい。

イタリアン、フレンチ、スペイン料理、和食の厨房を経験した石山美優シェフは、さらにインド料理や中華料理まで探求。週ごと、季節ごとに替わるメニューから目が離せない。ペアリングするお酒は、ワインのほかに珍しい日本酒も。

5. おむすびよさく

自慢の米でふわっと包む贅沢で多彩な具材。

予約困難な和食店〈松蔭鶴水（しょういんつるみず）〉の店主の実家から届けられる「鶴農米（つるのまい）」は、市場には出回らない希少な品。冷めてももちもちと水分量を保つこの米を使い、夢だったおむすびの店を開いた。カウンターに並ぶ15種以上のおむすびには、和食店で使う刺し身で作る具や自家製の佃煮など。上質な素材と手間をかけた調理でありながら、1個180円～400円と、親しみやすい価格に。