【鎌倉】行列必至! 和スイーツの人気甘味処4選
1. 〈豊島屋菓寮 八十小路〉の本わらび餅
大通りの喧噪から離れた“隠れ家”でひと休み。
「鳩サブレー」でおなじみの〈豊島屋〉。その本店の裏に位置する、ひと際落ち着いた場所に、和の甘味を味わえる喫茶がある。いがらしさんがこの店を訪れるたびに頼むのは、オーダーを受けてから職人がひとつずつ手づくりするという本わらび餅。「できたてが食べられる貴重なお店です。神奈川県津久井産の香ばしいきな粉、そして自家製の黒蜜と一緒にいただくのですが、ほんのり温かくて、とろっとした食感に毎回感動します。外のお庭を眺めながら、ゆっくりできるのもいいですね」(いがらしろみさん、以下同)
住所:神奈川県鎌倉市小町2-9-20
TEL:0467-24-0810
営業時間:10:30~ 17:00
定休日:水休(祝の場合は営業)
席数:32席
〈豊島屋〉が手掛ける、行列必至の甘味処。ゆったりとした店内ではあん蜜やおしる粉、かき氷などもいただける。
2. 〈納言志るこ店〉の宇治金時(かき氷)
路地裏に佇む老舗でいただく、昔ながらのかき氷。
小町通りの路地に店を構える、創業71年の甘味処。いがらしさんは、この店のあんこが大好きと話す。「とにかく最高なんです(笑)。冬は田舎じるこ、夏には宇治金時を食べるのがお約束」。先代から受け継いだ
釜で、女将さんが毎朝丁寧に炊くあんこは、北海道産の小豆の旨みがしっかり感じられる。爽やかな抹茶蜜に合うよう甘さも調整しているのだとか。「入口にかかった暖簾の絵が、毎月替わるのもいいんですよ。こういう昔ながらのお店が残っているのも鎌倉のよさだと思います」
住所:神奈川県鎌倉市小町1-5-10
TEL:0467-22-3105
営業時間:11:00~17:30
定休日:水木休
席数:30席
昭和にタイムスリップしたような空間も魅力。宮大工が手掛けたという店内には、網代天井など手仕事が随所に残る。かき氷の提供は10月まで。
3. 〈茶寮 風の杜〉の鎌倉段葛セット
池越しに、名建築を眺めながら甘味を味わう贅沢。
鶴岡八幡宮の境内にある和モダンな茶寮。平家池に面した店内からは、日本を代表する建築家・坂倉準三が手掛けた〈鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム〉を望む。メニューを監修するのは、葉山で江戸時代から続く日本料理店〈日影茶屋〉。いがらしさんは、海外や地方から友人が訪れた際によく利用するとか。「今回ご紹介した、季節のどら焼きと抹茶を味わえる『鎌倉段葛セット』をはじめ、何をいただいてもおいしいという安心感があります。有機栽培の茶葉を使ったお抹茶も味わい深いですよ」
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
TEL:0467-61-3106
営業時間:10:30~17:00
定休日:無休(臨時休業あり)
席数:54席
甘味のほか、うどんも供する。池を覆う蓮の花は、例年6 月中旬頃から咲き始め、8月~9月の間まで美しい風景を見せる。
4. 〈ゆりあぺむぺる 鎌倉店〉のおしゃまなエイミー
ランチにもお茶にも利用できる使い勝手のよさが魅力。
東京・吉祥寺に本店を構える喫茶店〈ゆりあぺむぺる〉が開いた2号店。名物のクリームソーダは鎌倉店限定のフレーバーを含め、常時13種類を用意する。子どもと一緒に訪れることが多いという、いがらしさんが決まって頼むのもクリームソーダだそう。今回選んでくれた「おしゃまなエイミー」は甘酸っぱいフルーツミックス味。色合いから連想した、『若草物語』の末っ子エイミーから命名したという。「ボリューム満点のアイスクリームが食べ応え抜群。メニューを選ぶ時間も楽しいんですよね」
住所:神奈川県鎌倉市御成町15-72F
TEL:050-5266-0597
営業時間:11:00~20:00
定休日:火休
席数:36席
パスタやカレー、サンドイッチなどフードメニューも充実。昭和の喫茶店を思わせる、ほどよいレトロ感のある内装が乙女心をくすぐる。