体が不調な時こそ朝カレー。国際中医薬膳師が解説する朝カレーがいい理由
体が不調な時こそ朝カレー。国際中医薬膳師が解説する朝カレーがいい理由
FOOD 2024.08.30
料理家・国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんにスパイスと朝の好相性についてお話を聞きました。
illustration_Tasuku Komatsu text & edit_Marie Takada
INDEX
齋藤菜々子(料理家・国際中医薬膳師)
さいとう・ななこ/「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、手軽なレシピを提案。著書に『毎日食べたい 整いカレー』(文化出版局)など。
薬膳師が解説するスパイスと朝の好相性
国際中医薬膳師の資格を持つ齋藤菜々子さんいわく、「様々な効能を持つスパイスがブレンドされたカレーはまさに食べる漢方薬!」だそう。
「カレー粉に配合されていることが多いコリアンダーは消化を助けてくれ、トウガラシは慢性的な体の冷えや胃腸の不調を改善してくれます。なので、朝にカレーを食べることで夏の暑さや冷房で弱ってしまった体を健やかな状態に導いてくれるでしょう。気の巡りが良くなり、元気に一日を過ごすことができますよ。カレーに含まれることの多いトウガラシやショウガは、体を温める効果があるので、就寝前に食べると、熱が体にこもり、眠りが浅くなる場合があります。そのため寝付きが悪い方は、朝に食べる方がおすすめ。朝カレーで食欲を助け、食事をとって、夏を健やかに過ごしたいですね」
オススメレシピ
朝からカレーを作って食べるのは正直大変ですよね。忙しいときには火の通りやすいキャベツや小松菜などの葉野菜を使ったカレーがおすすめ。スパイスがバランスよく配合されているので、市販のカレー粉を使うのがポイント。
玉ねぎとトマトを炒めて、薄切り肉と葉野菜をカレー粉と適量の水と一緒に加えて火を通すだけでOK 。長時間煮込まずに作れるレシピを覚えておくと重宝します。