【金沢】「日本一好きなパンケーキ」「胃に優しい」旅好きのオススメ朝食スポット2選
1. 金沢市〈Cafe たもん〉の米粉のパンケーキ…スタイリスト・斉藤くみの思い出の朝食
さいとう・くみ/モードからリアルクローズまでトレンドを押さえたスタイリングが人気。アーティストなどから信頼を寄せられている。〈ReNAVE〉〈AFFECT〉のディレクションも。
好みの味を見つけたら幾度となく通い続ける。
女性誌を中心に活躍し、多くの俳優やアーティストから指名される斉藤くみさんは、ファッションだけでなく食にも並々ならぬこだわりがある。
「一度に100個オーダーするほど、〈蘭王たまごの郷〉の卵は我が家の朝食には欠かせない存在。ゆで卵にしたり、卵かけご飯にしたりして、毎朝食べています。旅先でも気に入った店には繰り返し足を運ぶタイプ。石川県の金沢にある〈Cafe たもん〉の米粉のパンケーキ(写真)が日本で一番好きなパンケーキ。朝8時からオープンしているのもうれしいポイント。北海道東川町にある〈玄米おむすび ちゃみせ〉の玄米おにぎりを、旭岳の頂上で朝、食べたことも忘れられません」
2. 金沢のホテル〈香林居〉の朝食…文筆家・塩谷舞の思い出の朝食
しおたに・まい/2018年にニューヨークへ渡り、2021年に帰国。デビュー作『ここじゃない世界に行きたかった』が2024年5月に文庫化。新刊『小さな声の向こうに』も発売中。
家での朝食のメニューは天気次第。
天気がよければパンとフルーツとボイルドエッグを、曇り空であれば納豆ご飯を朝食に選ぶことが多いと語る塩谷舞さん。パンにはカルピスバターがお決まり。
「三浦哲哉さんの『自炊者になるための26週』の中に『もし節約するならば、パンを安く抑えて、浮いた分をバターにつぎ込むのが賢い選択です』とあり、試してみたところ、気に入っています。旅先では金沢のホテル〈香林居〉の朝食(写真)が体にすっとなじむ、滋味深い味でした。まずは豆乳から始まり、次に付け合わせがどれもおいしい台湾粥。そして蒸籠で出てくる点心に、豆花、台湾茶。海の幸とお酒をたらふく楽しんだ翌日でしたから、胃に優しい朝食に歓喜しました」
text_Ritsuko Oshima(Giraffe), Marie Takada, Michiyo Nagamine edit_Marie Takada