10秒でおいしいコーヒーが出てくる! 【両国】〈シングル オー〉のコーヒータップ

10秒でおいしいコーヒーが出てくる! 【両国】〈シングル オー〉のコーヒータップ
10秒でおいしいコーヒーが出てくる! 【両国】〈シングル オー〉のコーヒータップ
FOOD 2024.07.16
シドニー発のコーヒーロースター〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉が、倉庫跡地に焙煎所併設のカフェをオープン。コーヒーカルチャーを発信し続けるお店の思いを教えてもらいました。
photo_Ryumon Kagioka text_Yumiko Ikeda

【両国】Single O Ryogoku Roastworks/Cafeのコーヒー オン タップ

2014年、オーストラリア・シドニー発のコーヒーロースターが、海外初出店の地に選んだのが東京・両国。3年後、週末だけのテイスティングバーを開くと、人通りまばらな路地裏に100人ものコーヒーラヴァーが列を作り話題を呼んだ。その後、2021年に日本橋浜町にカフェを開き、日本上陸10年目の2024年5月1日、1号店からほど近い地に移転してロースタリーカフェをオープンした。木材会社の倉庫として使われていたトタンの外壁をそのまま生かした造りだ。

シングルオーの外観
カフェの右と奥に焙煎&梱包スペースが。焙煎機が稼働しない週末は簡易カフェスペースに変身する。

 
ゲストを出迎えるのは、〈Single O〉の代名詞でもある〝コーヒー オン タップ〞。ビアタップのような形状をしたマシンで、タップの下にカップをセットするとコーヒーが抽出される。支払いをしてコーヒーを手にするまわずか10秒!
 
「速さだけではなく、ハンドドリップ同様のクオリティの一杯に出合えることが、このタップの画期的なところ。スペシャルティコーヒーになじみがなくても、このシステムなら試しに飲んでみようと思うきっかけになり、楽しさも広がるはず」と、代表の山本酉さんは話す。

両国のシングルオーの焙煎機
2014年に1号店で焙煎をスタートした時に使っていたロースターを今も使う。シドニーの本店と同じドイツ製のヴィンテージ。

また、環境問題にも真摯に向き合い、リサイクルプラスチックを利用してカウンターを設えたり、廃棄衣類を店内の壁に用いるなど、店内のあちこちでアップサイクルを実践している。「木材倉庫をリノベーションして焙煎所とカフェとして再生したこの建物もそう。新しく作るだけではなく、あるものを活用することも大切にしています」

【両国】〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉3つのこだわり

独自のタップ、アップサイクルなど新たなコーヒーカルチャーを発信する〈Single O Ryogoku Roastworks/Cafe〉の3つのこだわりを教えてもらいました。

1. コーヒータップ

両国のシングルオーのコーヒータップ

コーヒー オン タップは4種類。注文して支払い、タップの下にカップを置けばOK 。コンビニより速い! 高品質の味わいながら、1杯400円~。

2. アップサイクル

両国のシングルオーのスイーツ

ブランドカラーのオレンジ色のカウンターと丸テーブルは、リサイクルプラスチックが原料。「バナナブレッド with エスプレッソバター」700円、ラテ550円。

3. 内装

両国のシングルオーの内観

木材倉庫をリノベ。店内のアートワークは、オーストラリアのアーティスト、ジョージア・ヒルさんによる。本国の焙煎所にも同じデザインアートがある。

Single O Ryogoku
Roastworks/Cafe

住所:東京都墨田区亀沢3-21-5
TEL:03-6240-4455
営業時間:10:00~18:00
定休日:月火休
席数:12席
2024年夏、店先のウッドデッキスペースにテラス席を増設予定。また2024年7月に渋谷でコーヒースタンドをオープンするなど進化を続ける。

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