ヘルシーなパーティーの救世主、メレンゲデザート
【ライム、ブラッドオレンジを添えたレモンカードのパブロバ】 | ようこそ、パリのキッチンへ〜おもてなしレシピ編〜
キッチンと食卓は、どんな人にとっても生活に欠かせない大切な場所。それは海の向こうの国、フランス・パリでも同じはず。
パリに移住したデザイナーの水谷優里さんに、パリジャン・パリジェンヌの最新リアルなおもてなし術とおもてなしレシピを紹介してもらう連載です。
レシピを教えてくれるのは...
Pavlova lemon curd limequat,orange sanguine (ライム、ブラッドオレンジを添えたレモンカードのパブロバ)
Sébastian がお友達を自宅に招待しディナー会を開催する際に、必ずと言っていいほど作るおもてなしレシピがこのパブロバ。パブロバは、オーストラリアやニュージーランドが発祥のメレンゲを土台としたお菓子で、材料や手順がシンプルで作りやすい上に見栄えも良く、メレンゲが嫌いな人なんていない!とのことで、誰もが喜ぶ簡単レシピなのだそう。ディナー会を開く際には、事前準備や使う食材が多くなる中で、パブロバは卵白、砂糖、コンスターチーなど少ない材料で作ることができ、オーブンに2時間入れておけば完成するので、忙しい合間に作れるところも高ポイント。小麦粉やバターを使わないため、パウンドケーキなどに比べると比較的軽く食べられるのも、ディナーの後のデザートとしてぴったり。フルーツを添えることで、ヘルシーに。今回パブロバに添えたライムやブラッドオレンジなどは、行きつけのパリ7区にある柑橘類のフルーツやジャムが豊富なL’Agrumisteで購入したそう。合わせるフルーツは、その都度シーズンのフルーツで作れるのも季節を味わうのにぴったりなスイーツなんだとか!
◾️準備
*材料
(パブロバ)
卵白 4個
砂糖 200g
コーンスターチ 大さじ1
ホワイトビネガー 小さじ1
ホイップクリーム 500ml
(レモンカード)
100g バター
100g 砂糖
レモン 3 個
卵 3 個
※レモンカードは前日に準備
◾️作り方
1,レモンの皮を剥き、果汁を絞る
2,鍋にバターを溶かし、レモンの皮と砂糖を加える
3,溶き卵とレモン果汁を加える
4,とろみがつくまでかき混ぜる
5,余熱を取り冷蔵庫で冷やす
◾️作り方
1,オーブンを100度に予熱する
2,卵白を角が経つまでミキサーにかける
3,砂糖を加え、メレンゲが固まるまで泡立てる
4,コンスターチと酢を加え、20秒泡立てる
5,スパチュラを使ってクッキングシートに乗せる
6,100℃のオーブンに2時間入れている間に、ホイップクリームを泡立てる
7,バブロバをオーブンから取り出し、冷ましてからホイップクリーム、フルーツ、前日に用意したレモンカードを乗せる
太陽の夏を待ち望む、オレンジテーブルコーディネート
テーブルコーディネートでは、色合いのバランス、ミニマルさ季節性を意識。 基本的には料理の見栄えがいいように The Gentle Factoryの白の食器をメインに使用するのがセバスティアンの鉄則。そこに差し色として青や銀の食器などを合わせると、ひねりが効いていい塩梅に。マレにあるお気に入りの花屋 atelier koにて季節の花を購入し、テーブルに添えるのも欠かせない。パリでは、Brutal Ceramic Shop、Merci、La Trésorerieで食器を購入することが多いが、旅先での出会いも重要。カトラリー類は全てSabre Parisのものを使用。食器類がシンプルな分、カトラリーはポップな柄物や色物を使うのがこだわり。今一番欲しいものは、クリストフルの食器なんだそう。
〜パリで寄りたい、Sébastienいち押し食器・雑貨ブランドリスト〜
・The Gentle Factory
・atelier ko
・brutal Ceramic Shop
・Merci
・La Trésorerie
・Sabre Paris