今、木場エリアがアツい!通いたくなる下町の新店5軒

FOOD 2024.05.01

再開発が進む東京の中でもノスタルジックな雰囲気が残るイーストサイド。中でも、歌川広重作の浮世絵『名所江戸百景』にも描かれている「深川木場」エリアは、「イーストサイドTOKYO最後の秘境」と呼ばれていた場所。ところが最近、人情あふれるこの街に、通いたくなる新店が続々オープン! 今話題となっているお店を紹介します。

INDEX

1. 香噴噴 XIANG PEN PEN/中華

おいしいものを少しずつ、にも柔軟に応えてくれる。人気の点心、「海老と干し貝柱の焼売」と「ラム焼売」は各2個600円。「おまかせ前菜5種盛り」1人前1,200円~。
おいしいものを少しずつ、にも柔軟に応えてくれる。人気の点心、「海老と干し貝柱の焼売」と「ラム焼売」は各2個600円。「おまかせ前菜5種盛り」1人前1,200円~。

店の名前にピンとくる人もいるだろう。オーナーシェフの九鬼修一さんがかつて木場で営んでいた担々麺専門店も同じ屋号だからだ。だがその店は、「いつか自分が本当に通いたいと思う店を開く」までのステップとして、資金が貯まると潔くクローズ。2023年夏、満を持して今の場所に新たな店をオープンさせた。

アラカルトもコースもあり、一人でも大切な人とでも仲間とワイワイでも、いつ訪れてもその日の気分で好きなようにオーダーでき、旨い酒がある。新店では存分に、そんな九鬼さんが描く理想をカタチにしている。そして、その想いに共鳴するかのように、近隣の大人たちが足繁く通っている。

香噴噴 XIANG PEN PEN

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住所:東京都江東区東陽3-16-9
TEL:03-6458-4267
営業時間:18:00~22:00(土日祝17:00~21:00)
定休日:月休ほか不定休あり
席数:16席
Instagram:@xiang_pen_pen

場所は木場駅と東陽町駅のちょうど中間あたり。大通りから一本入った住宅街にある。

2. Modern liquor/ワインショップ

飲むシーンや合わせる料理を伝えると、約200本眠る奥のセラーから、おすすめをセレクトしてくれる。店頭での試飲は1杯500円~。ボトルの販売価格は2,000~3,000円台が主流。
飲むシーンや合わせる料理を伝えると、約200本眠る奥のセラーから、おすすめをセレクトしてくれる。店頭での試飲は1杯500円~。ボトルの販売価格は2,000~3,000円台が主流。

好きが高じて会社員からワインショップオーナーに転身した海野由香里さん。店を構えるにあたり、木場、それも閑静な住宅街の中という立地を選んだのは「流れる空気が心地よかったから」とシンプル。でもその言葉通り、気持ちのいい日差しが差し込む店頭で、おすすめのナチュールワインを試飲する時間は、最高にゆるりとして気持ちいい。味わいや造り手の情報は、ボトルネックからぶら下がる手書きのタグに。相談しながらお気に入りの一本を見つけよう。

Modern liquor

Modern liquor

住所:東京都江東区木場6-7-14
TEL:070-8936-8432
営業時間:12:00~18:30(土日祝~20:00)
定休日:木休
Instagram:@modern_liquor

近くの〈深川Pompette〉にも卸しているそう。13,000円以上は送料無料で配送可。

3. KATO COFFEE STAND/コーヒースタンド

KATO COFFEE STAND

「もともとコーヒー好きで。地元の方のご厚意でこの場所を提供してもらった」と加登谷さん。会社員時代にカフェスクールで技術を習得。店舗立ち上げはフットワークの軽いキッチンカーにしようと車を改装したという。自慢のコーヒーは流通豆のうち上位5%しかないという質の高い豆を使ったハンドドリップ。オリジナルブレンドのほか、ブラジルとエチオピアもそれぞれ個性が際立つ。また釧路の〈舟木コーヒー〉から届く日替わりコーヒーもお楽しみのひとつだ。

KATO COFFEE STAND

住所:東京都江東区木場2-21-2
TEL:なし
営業時間:11:30~17:30(土日祝11:00~16:00)
定休日:火、第2・3日休(雨天時臨時休業あり)
Instagram:@kato.coffeestand

4. La pecco/ケータリング

La pecco

門前仲町で人気のデリ&カフェバーを営んでいたシェフの坂上幸子さんが心機一転、ケータリング&出張シェフを中心に活動すべく、拠点を木場に移したのは昨夏のこと。野菜ソムリエの資格を持ち、岩手県の実家から直送される無添加で新鮮な野菜と発酵食品を使った料理の数々は、瞬く間に評判に。

2024年4月からはリクエストの多かったお弁当のデリバリーもスタート。近隣の人たちが楽しみにしているはずだ。

La pecco

住所:東京都江東区東陽1-11-5
TEL:03-6666-0995
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
HP:https://happychef.jp/

5. Boulangerie S.Igarashi/ブーランジェリー

クロワッサン345円、「北のあんバター」561円、「北の香り」388円など定番ほかカンパーニュ(ホール)1,080円~、「トリュフバゲット」421円など季節限定品も。
クロワッサン345円、「北のあんバター」561円、「北の香り」388円など定番ほかカンパーニュ(ホール)1,080円~、「トリュフバゲット」421円など季節限定品も。

北九州市の人気店〈マイニチパン〉が移転し、名前も新たに木場に店を構えた。シェフ五十嵐聡太さんはここで、どこにもない唯一無二のパン作りに邁進。特に目を引くのは、旬の食材を使った季節のパンだ。加えて、菜の花とスモークチーズを掛け合わせるなど、独特の感性から生まれた組み合わせの妙にも驚かされる。また、香りのファーストインプレッションにもこだわりあり。食べる前にまず、パンの香りを存分に堪能するのがおすすめだ。

Boulangerie S.Igarashi

住所:東京都江東区木場3-8-10
TEL:なし
営業時間:10:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日:無休
HP:https://www.s-igarashi.tokyo/

入店には事前にHPより整理券の取得が必要。

photo_Kenya Abe text_Kimiko Yamada,Yoshie Chokki edit_Yoshie Chokki

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