GWはベトナムカフェで旅行気分 静岡の山奥で見つけた!ベトナムの「かわいい」がぎゅっとつまったハンモック&雑貨カフェ
静岡県藤枝市の山奥にある、ベトナム好きのオアシスというべきカフェ。ハンモックにハンギングチェア、本場家庭料理…その癒しの魅力に迫りました。
〈ベトナムハンモック&雑貨カフェ ホアスゥア〉
森の中に佇む数軒の古い民家。その中でも一番奥まったところに、ベトナムカフェ&雑貨店の〈ホアスゥア〉がある。店内には天井から吊るされた無数のハンモックが。
「ハンモックは、ベトナムではどの家にもあります。風通しのいいところに吊るしてひと休みしたり、お昼寝したり。食事の時の椅子としても利用する、とても身近な存在なんです」と教えてくれるのは、ハノイ出身のオーナー、タントゥーさん。ハンモックが好きすぎて、この気持ちよさを日本の人にも知ってほしいと、カフェをオープンしたのだそう。
「山の中で、近くにきれいな川が流れていて畑もあるこの場所は、私が生まれ育ったベトナムの風景とすごく似ているんです。だからひと目で気に入りました。ハンモックに揺られながら、ベトナム料理を食べてのんびりしてもらい、日頃の疲れを癒してもらえる場所になればいいなと思っています」
通常のハンモックに加え、目を引くのがカラフルなハンギングチェア。
「南ベトナムの黄梅の花をデザインしたものです。可愛くて大好きで、絶対に日本の人たちに紹介したくて持ってきました」
カフェのメニューは、ベトナムコーヒーやベトナムのお茶とスイーツ。ランチはフォーやブンといったベトナムの麺料理に生春巻きと揚げ春巻き、お茶がついたセット。
「フォーも春巻きも、その家庭ごとに味はそれぞれ異なります。こちの味。母がやっていたように、地鶏の丸鶏をじっくり煮込んでスープをとります。生春巻きはいつも野菜だけ。サラダ感覚で食べるのがうちの母流です」
(Hanako1140号掲載/photo : Megumi Seki text : Riko Saito)