ヘルシーな薬膳中華に、人気モダンチャイニーズ… いま行きたいのは、洗練されたとっておき【中華】。
ワインとのペアリングも秀逸な素材にこだわった薬膳中華に、人気モダンチャイニーズ…いま行くべきは洗練された中華!デートや女子会にはもちろん、とっておきの日にも訪れたいおすすめ2軒をご紹介します。
1.〈南青山 エッセンス〉/外苑前
自家農園で自ら作る無農薬野菜をはじめ、安心安全な食材にとことんこだわる薮崎友宏シェフ。化学調味料はもちろん一切使わず、素材の味をしっかり引き出していく。
前菜の6種盛り合わせなど二十四節気(約2週間)でメニューが替わるのは、自然の変化に応じた食事が養生につながるとの薬膳の考えから。癒される味わいをぜひ。
足利マール牛ランプの低温ロースト 桑の実とザクロのソース。料理は全て夜の8,000円のコースから。
(Hanako1146号掲載/photo : Kanako Nakamura text : Riko Saito)
2.〈イチリン ハナレ〉/鎌倉
築地で人気を集めているモダン・チャイニーズの〈一凛〉。オーナーシェフの齋藤宏文さんが、数寄屋造りの美しい日本家屋に出会い、それにひと目惚れしてオープンしたのがこちら。
贅を尽くした日本建築はそのままに、ダイニングは大きなカウンターのあるダンで洗練された雰囲気に。
3,000円のランチコース。
1品目「四川山椒トマトジュース」。縁に四川山椒をまぶしたグラスに三浦野菜10種の野菜ジュース。
2品目「よだれ鶏。につける餃子」。よだれ鶏のタレに餃子をつけて。
3品目「アオリイカ 大葉」。アオリイカの大葉炒めに、ゲソやイカスミなどと炊いた米を添えて。
4品目「劉さんの回鍋肉」。ゆっくり煮込んだ豚バラ肉をカリッと焼く。
5品目「担々麺」。
6品目「紹興酒 いちじく」。紹興酒のエスプーマ添え。
昼は6,000円コースやディナーコースも楽しめる。
四川料理を独自の解釈で分解し再構築した独創的な料理は健在だが、「鎌倉の食材や旬を意識して、東京では食べられないものを作っていきたい」と齋藤シェフ。ひとつの皿の中にいくつもの表情がある、ほかにはない料理が待っている。予約が望ましい。
(Hanako号掲載/photo : Shin-ichi Yokoyama text : Riko Saito)