名フレンチ出身のソムリエが提案! アジアン好き女子会は、自然派ワイン×モダンベトナミーズ〈Ăn Đi〉で決まり
ヘルシーかつおしゃれな女子会におすすめなのが、モダンベトナミーズ〈Ăn Đi〉。厳選ワインとのペアリングで広がるベトナム料理の可能性に注目!
有名ソムリエが挑んだ、ベトナム料理の新スタイル
外苑前の路地裏に昨年夏オープンしたモダンベトナミーズレストラン。オーナーは元〈レカン〉ソムリエの大越基裕さんと、奥様でソムリエールの新城桃子さん。フレンチではなく、なぜベトナム料理店を……? 「ホーチミンを旅行した際、持参したナチュラルワインとベトナム料理の相性の良さに驚いて」と桃子さん。結果行き着いたのが、素材にこだわるベトナム料理と、やさしいワインでもてなすお店。ありそうでなかった新たなベトナム料理のスタイルだ。
オープンキッチンが印象的な店内。無機質な空間に木目の温もりを加え、ベトナム料理店のイメージを覆す洗練された雰囲気に。カウンター越しに交わすソムリエとのワイン談義も醍醐味のひとつ。
特筆すべきは充実のワインの品ぞろえ。リストには今注目のヴァンナチュールや、ご主人がこれまで買い付けてきた秘蔵ボトルの数々が。
ワインは赤、白、ロゼ、オレンジと幅広く網羅。写真は大人気の北海道〈農楽蔵〉のワイン。なかには300本限定ボトルも。こちらは完売次第終了、早い者勝ち!その他無農薬果実でつくる自家製サワーや日本酒も用意。
「時代のトレンドを押さえつつ、世界各地の優良生産者から厳選した銘柄をご用意しています。自由な発想で料理との相性を提案していけたら」
おすすめはコース料理とソムリエセレクトによるドリンクのペアリング。
左から、4時間煮込んでスープをとった「鶏フォー」1,400円。お好みでハーブをプラス。「ティーリーフサラダ」1,800円、「10種のハーブ&野菜 エビの生春巻き」1,000円はヌクマムを付けて(各税込)。
左から、Moric Super Natural 2015 8,800円、BK Wines Chardonnay Savagnin 8,500円、Commune of Buttons Gris St Mary 9,500円(各税込)。
例えば、発酵茶葉のサラダ「ティーリーフサラダ」は、爽やかなスパークリングと共に。ハーブ香るベトナム料理とパッションフルーツを思わせるワインの果実味、両者のハーモニーで堪能させる。続く「10種のハーブ&野菜 エビの生春巻き」にはオーストラリア生まれのナチュールワインを添えて。生春巻きに忍ばせたパイナップルの酸味とヌクマムソースの塩気に、甘くチャーミングなベリーの薫りを合わせてみせる、これぞソムリエの真骨頂! ワインと幸せな出会いを果たしたベトナム料理、その愉しみはますます広がる。
(Hanako1140号掲載/photo : Kenya Abe text : Etsuko Onodera)