お取り寄せ可のベーカリーも。 北海道に行ったら立ち寄りたいベーカリー&カフェ4軒。豊かな自然から生まれた食材で作られるパンは別格!
自然がいっぱいの北の大地・北海道。豊かな自然から生まれた食材で作られるパンは別格です。そこで今回は、わざわざ足を運びたくなるカフェ併設の北海道のベーカリーをご紹介します。パンだけでなくワインやチーズも食べられるところも。ぜひ、食から北の大地を感じてみて。
1.野原の中にぽつんと一軒、北海道産のワインやチーズも食べられる。〈Cafe Stoven〉/美唄
野原の中にぽつんと一軒。ときには羊たちも草を食みにやってくる。パン焼き小屋の中には薪窯。北海道産小麦を使って、しっかり水分を含ませたみずみずしい生地を作る。だから、翌日、翌々日、そのまた翌日でも、おいしく食べられる。カフェでは地元食材を使った「季節野菜のサンド」ほか、北海道産のワインやチーズも食べられる。
〈Cafe Stoven〉
■北海道美唄市西五条北5-5-5
■0126-35-4077
■10:00〜18:00 月火休
■23席/禁煙
2.薪窯で焼かれたパンと自家焙煎したコーヒー。〈ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〉/虻田
原野の中にある古いドライブインに古家具を置き、ベーカリーカフェに改装。今野祐介さんが薪窯でパンを焼き、妻のともえさんが、東京の名店〈カフェバッハ〉で使われていた焙煎機で自家焙煎したコーヒーを淹れる。ここで食べるクロワッサンとコーヒーは夫婦のマリアージュ。ソフトクリームがおいしいタカラ牧場も近い。
〈ソーケシュ製パン×トモエコーヒー〉
■北海道虻田郡喜茂別町字中里185-1
■0136-33-6688
■10:00〜17:00 火水休
■14席/禁煙
■通販:sokeshu.com
3.小麦畑にある日本一大きなパン屋さん。〈麦音〉/帯広
小麦畑が敷地内にある日本一大きなパン屋さん。風車で製粉機を回し、広大な売り場にたくさんのパンが並ぶ、パンのテーマパーク。地元・十勝産小麦100%でパンを焼く。「オ・ドゥ・ブレ十勝」は十勝産キタノカオリのおいしさを見事に表現した逸品。白スパサンド、あんドーナツなどは地元で定番のフォークフード。
〈麦音(むぎおと)〉
■北海道帯広市稲田町南8線西16-43
■0155-67-4659
■6:55〜20:00 不定休
■店内50、店外50席/禁煙
(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)
4.丘の上にポツンと佇む理想のパン屋〈toi〉/ 河東
薪窯でパンを焼きたくて移住、小麦畑のそばの人家もない丘にパン焼き小屋を建てた。生産者から取り寄せた自然栽培・有機栽培小麦を製粉、その粉から種も起こし、パンを焼く。旬の果物で作ったコンフィチュール、交流のある道内の生産者によるチーズもパンとイートイン可。
〈toi〉
■北海道河東郡音更町字上然別北6線23-4
■0155-32-9177
■11:00〜16:00 月火休
■8席/禁煙
Navigator…池田浩明(いけだ・ひろあき)/パンラボ主宰。パンについてのエッセイ、イベントなどを柱に活動する「パンギーク」。著書に『食パンをもっとおいしくする99の魔法』『日本全国 このパンがすごい!』など。 パンラボblog
(Hanako1186号掲載/photo:Kenya Abe)
※掲載しているパンはすべて取材時のものです。