お茶の時間をアップデートしよう。 パン屋が作る「アフタヌーンティー」も!?今気になる新感覚アフタヌーンティー3選
紅茶とスコーン、サンドイッチという伝統的なイギリス式のアフターヌーンティーを楽しんだら、次にチェックしたいのが「新感覚アフターヌーンティー」。スコーンではなくパンだったり、紅茶ではなく日本茶だったり…。あなたの好みに合わせて、お茶の時間をアップデートしてみませんか?
1.〈POINT ET LIGNE 神田スクエア店〉のパンアフタヌーンティー
東洋をイメージした食物販スペースと、西洋をイメージした飲食スペースの2つのエリアに分けた、唯一無二の空間が訪問客を出迎えます。飲食スペースのレンガやアンティーク調の空間は、どこか懐かしいような温かい気持ちに。保存料や添加物、雑味の原因にもなる卵を一切使用せずに、生地作りから成形、焼き上げまでを一貫して店内で行っています。こだわり抜いた製法で焼き上がるパンは、軽さの中にも、芳醇なテイストと香りがあります。
神田スクエア店限定で登場したパン屋さんでは初の試みとなるアフタヌーンティー。人気のパンを使用したパンスイーツや、本格的なタコスとトルティーヤを色とりどりで盛り付け。アフターヌーンティーの提供は、14:00〜19:00。お一人様から注文できるので、少し贅沢な気分をしたい日におすすめです。アフターヌーンティーで提供予定のパンスイーツは、それぞれ異なる食感のパンにフレッシュなフルーツが合わさっており、食べる毎に新鮮な印象を感じました。
〈POINT ET LIGNE 神田スクエア店〉
■東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 1F
■03-5244-5880
■8:00〜19:00、土日祝 9:00〜(レストラン18:30LO)
■屋内18席、テラス席16席
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2.〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉の日本茶アフタヌーンティー
大手町駅直結、39階建てのOtemachi One タワーの34階から39階までを占める〈フォーシーズンズホテル東京大手町〉。最上階に位置するダイニングフロアからは、東京都心の街並みと皇居の森、遠くには富士山の姿をも望むことができます。「THE LOUNGE」では、エグゼクティブ・ペストリーシェフ青木祐介氏の創り出す美しいスイーツとセイボリーに、〈HIGASHIYA GINZA〉の和菓子を加えたアフターヌーンティーが登場。ティーソムリエ厳選の日本茶と一緒にいただきます。90分間のアフターヌーンティーの時間は、もちろん飲み放題。「和束和紅茶」や「ハウスブレンドコーヒー」、モクテルの「煎茶サワー」などもあって、少量ずつ色々と味わえるのも嬉しいところ。
スイーツやセイボリーがおいしいのはもちろん、お茶の提供方法までもが美しくてうっとり。西洋発祥のアフターヌーンティーに和食材や和菓子を用いるなど、青木パティシエの創造性に感動しっぱなしでした。
地上200mの天空ラウンジで、移りゆく東京の空を眺めながら、ティータイムを満喫してみてはいかがでしょうか。
〈フォーシーズンズホテル東京大手町「ザ ラウンジ」〉
『アフタヌーンティー』
■東京都千代田区大手町1-2-1
■03-6810-0655
■13:00〜15:00 / 15:30〜17:30
■1名あたり 5,200円 ※税・サ別
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3.〈神宮前 らかん・果〉のギルティフリーアフタヌーンティー
砂糖不使用のおばんざいやスイーツを供する店。携わるのは、今のフードシーンを代表するクリエイターたちだ。アフタヌーンティーセット「甘羅漢食」には〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉をはじめとした彼らの力が結集している。コンセプトの「羅漢果」とは、古来中国の桂林で漢方薬として重宝されてきた希少な果実。「ヤシノミ洗剤」で知られる〈SARAYA〉は、20年前ほどから開発を手がけている。ここに、プロデューサーの〈イートデザインオフィス〉や〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉などのトップクリエイターたちが集まり、カフェ&ダイニングが誕生。内装デザインは〈フロリレージュ〉や〈シンシア〉を手がけた事務所〈エスキス〉が担った。店を作るメンバーはスターぞろいだが、それを感じさせないカジュアルな佇まいも魅力だ。
〈神宮前 らかん・果〉
「甘羅漢食」は予約なしでOK。
■東京都渋谷区神宮前3-7-8ブレノワール青山ビル
■03-6447-1805
■11:00~21:30LO(ティータイム14:00~16:30LO)
■37席(テラス席あり)/禁煙
(Hanako1170号掲載/photo : Kenya Abe text : Kahoko Nishimura)