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沖縄に新しい和菓子文化が広まっています。 沖縄スイーツの新定番!新世代の和菓子に出会える〈羊羊 YOYO AN FACTORY〉へ。
沖縄で〝和菓子〞といえば琉球菓子。琉球王朝時代から親しまれてきた「ちんすこう」や「こんぺん」といった伝統菓子。そこに今、新たな息吹を吹き込んでいるのが北中城村にある〈羊羊 YOYO AN FACTORY〉を訪れました。

沖縄で〝和菓子〞といえば琉球菓子。琉球王朝時代から親しまれてきた「ちんすこう」や「こんぺん」といった伝統菓子は、おもに焼きや蒸しの製法で作られるものが多いが、そこに新たな息吹を吹き込んでいるのが北中城村にある〈羊羊 YOYO AN FACTORY〉だ。

手がけるのは北中城村の人気ベーカリー〈プラウマンズランチベーカリー〉を営む屋部龍馬さんと、岐阜の和菓子店に育ち、自身はデザイナーとしても活動する武山忠司さん。

ふたりの「沖縄で季節感のあるお菓子を出す店を作りたい」という思いと、卓越したセンスが感じられる店の噂を聞きつけ、県外から訪れる人も多い。まんまると愛らしい豆大福に、見た目も端正な芋ようかん、ナッツをアクセントにしたもちどらなど毎日種前後の和菓子が登場。「ふたりで作っているので数は限られますが、春は桜餅、夏は水ようかん、秋はおはぎ、冬は苺大福など四季折々の和菓子を作っていきたいです」と武山さん。丹精込めて作られる新世代の和菓子が、沖縄スイーツの"新定番”になる日も遠くない。
〈羊羊 YOYO AN FACTORY(ヨウヨウアンファクトリー)〉
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店名の由来はふたりが“未年”だったことから。店内では氷菓子の提供も。オンラインショップでの販売も開始。
■沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場366
■098-979-5661
■10:00〜17:00 無休
■イートインスペースあり/禁煙
■yoyo.okinawa
(Hanako特別編集『Hanako TRIP 沖縄 たからものを探す旅。』掲載/photo:Kengo Tarumi text:Keiko Kodera)