珠玉コースが味わえるレストランも必見。 雲海テラスも必見!自然と美食を堪能するリゾートホテル〈星野リゾート トマム〉へ。
新千歳空港から車で1時間と少し。〈星野リゾート トマム〉は雲海もアクティビティも食事もショップも大充実のリゾートです。「食事のおいしさに驚きました。食べるだけに行く旅もありかも」
イベントもアクティビティも盛りだくさん。
友人に誘われて、やって来ました〈星野リゾート トマム〉。その広さ、なんと約1000ヘクタール。東京ドーム213個分の敷地に、〈ザ・タワーⅠ・Ⅱ〉などのホテル棟とスキー場にスパ、20を超えるレストランやカフェ、水の教会などを擁する一大リゾートだ。
その一角にあるホテル〈リゾナーレトマム〉のゲストルームは、すべてがスイート。
何ごとにもまさる、極上の料理と出合う喜び。
熊野芳武シェフ〈星野リゾート トマム〉料理長。朝食、昼食に加え、スキー場で海鮮を贅沢に味わうイベントも担当。
ただ、ホテルステイは優雅であっても食事はどうなのか。そこが一番心配だったのだが、朝食もランチもよく考えられていて楽しいばかりか、メインダイニング〈OTTO SETTE TOMAMU〉の料理が素晴らしいのだ。
料理はみっちりとキャリアを積んできた武田学シェフ。「一切、手は抜きません」という姿勢に拍手である。
生産者と密にやりとりしながら集めてきた、北海道の食材を中心に構成されるコースは、全10品。そのひと品ひと品が充実していて、満足度高し。旅の目的にするにふさわしいレストランだ。〈星野リゾート〉が食に力を入れているのを強く感じる。小さくても存在感大だ。
搾りたてミルクからなる絶品ソフトクリームも必食。
注目したいのは、昨年から始めたという酪農。ゴルフ場だった地を牧草地にし、乳牛を放している。牛たちは自由に動いてのびのび育ち、よいミルクを出してくれる。ミルクにはストレスを与えないよう、搾るとすぐにお隣の殺菌室へ。現在、ミルクは朝食で供されるほか、ホタルストリートの〈つきの〉ではソフトクリームに変身。このソフトがすっごくおいしい。後味の爽やかさに驚いた。雲海テラスも含め、大人のリゾートとしても期待以上のおもしろさ。人にも教えたくなります。
〈星野リゾート トマム〉/トマム
12月1日からスキーシーズン開幕。宿泊は1泊2名1室利用時、1名あたり21,000円(朝食付)~。夏は36,364円~。レストラン〈OTTO SETTE TOMAMU〉はコース13,000円、ワインのペアリング7,000円~。
■北海道勇払郡占冠村中トマム
■0167-58-1111(代)
(Hanako1179号掲載/photo : Norio Kidera text : Michiko Watanabe)