まるでブックカフェ! 休日の隠れ家!本を読みながら、おいしいご飯も食べられる【東京】スパイスカレー店&喫茶。
本を読みながら、お店自慢の料理をパクリ。ラインナップにも個性アリの、至福の時間を過ごせる2店をご紹介。
〈小さかった女〉食のエッセイから文豪作品、絵本まで並ぶ、コレクション。
西小山の商店街を抜けた、住宅街にあるスパイスカレー店〈小さかった女〉。店主自ら作った本棚には、作家たちが日々の食事や東京の名店について綴ったエッセイ本や、三島由紀夫や安部公房など昭和を代表する文豪の小説が並ぶ。
「家から、昔読んでいた本をカテゴリーを問わず持ってきました。お客さんからは片手で読める文庫本が人気です」(小助川さん)
店がある西小山が名前の由来の名物カレーと合わせて読みたいのは、食べることについて考察された本。
「読んでいるうちに、お腹が空いてくるような文章が好き。また、知っている味についても、作家はこんな風に表現できるのかと刺激を受けます」
〈小さかった女〉
■東京都品川区小山5-25-14 1F
■03-6887-2292
■11:30~15:00 、18:00~20:30LO 月休
■12席/禁煙
【閉店情報あり】〈喫茶アンデス〉レトロな喫茶店で読み倒す王道の少女漫画と少年漫画。
練馬駅前にある〈アンデス〉。店内に本棚が置かれたのは、30年ほど前に、常連さんが家の本をくれたのがきっかけ。以後、本が増え続けているそう。雑誌や小説、昭和の少女漫画をはじめ、『タッチ』や『火の鳥』などの少年漫画の名作も並ぶ。
「漫画喫茶みたいでしょ。どうぞゆっくりしていって」(井上さん)。今度の週末は、純喫茶で昔の漫画を読み返すのもいいかも。
「もう何冊あるかわからない」ほど、本が所狭しと並ぶ〈アンデス〉。店内奥の角の席には、背面の本棚にこのお店の常連だという某有名漫画家の作品がずらり。香ばしくトーストしたボリューム満点サンドを頬張りながら、有名漫画を読破してみては。
〈喫茶アンデス〉
■東京都練馬区豊玉北5-17-9 井上ビル2F
■03-5999-8291
■7:00(土8:00)~22:00 日祝休
■77席/喫煙
(Hanako1178号掲載/photo : Misa Nakagaki text : Marie Takada)