本格派インドカレー店ひしめく。 カレーをこよなく愛する有名人推しのインド料理レストランへ。【銀座】日本初の本格インド料理店も登場!
日本初の本格インド料理店〈ナイルレストラン〉をはじめ、インド料理の名店がそろう銀座。カレーをこよなく愛する、小宮山雄飛さん、村田倫子さんに魅力をうかがいます。
小宮山雄飛〈Dharmasagara〉「成熟した繁華街だからこそ、本格派の店ぞろい」
僕が思う銀座のインド料理店の魅力は、懐深く安心感のあるところ。同じカレーでも、神保町は学生が本を片手に食べるカジュアル路線の店が多いけど、名だたるデパートやブランドショップで買い物をしたり、観劇後に食事をするハレの場だからこそ、本格派の店が多いのでしょうね。また、隣接するオフィス街・丸の内も含めて、銀座はビジネスマンが相当数いる地域。接待やパワーランチの場としてレストランを利用する頻度も高いし、外国人オフィスワーカーは日本人以上にベジタリアン率が高く、それに対応できる地盤があるのもインド料理ですよね。
以前は、インド料理=北インドが全盛だった。15年くらい前から南インド料理が一気に広まり浸透した。
こちらの〈ダルマサーガラ〉も、ブームを牽引する一軒。
南インド料理の店がこれだけある街も珍しい。今、世間ではスパイスカレーが新ジャンルとして確立され、スパイスへの関心度がますます高まっていますよね。インド料理やスパイスの魅力をいろいろ味わって経験した上で、改めてインド料理と向き合うのも面白いですよ。ビートルズからスタートしてレッチリを聴き、再びビートルズの良さを実感するようにね(笑)。
〈Dharmasagara〉
■東京都中央区銀座4-14-6 2F
■03-3545-5588
■11:30~14:00LO、18:00~22:00LO、土日祝12:00~14:30LO、17:30~21:00LO 無休
■52席/禁煙
小宮山雄飛/「ホフディラン」のVo&Key担当。テイクアウト専門店〈Lemon Rice TOKYO〉を渋谷に構える。2019年8月に扶桑社から『レモンライスレシピ』を発売。
村田倫子〈Bangera’s Kitchen〉「大好きな南インド料理店がひしめき合う魅力の街」
〈バンゲラズキッチン〉は、スパイス歴3年の私のお気に入りのお店です。
2018年1月にオープンしてまもなく食事に来て、あっという間に虜に!南インド料理は、毎日食べても飽きないくらい大好きですね。
何よりはまったのがミールス。ご飯、味噌汁、惣菜、漬物がセットの和定食に通じるスタイルで、食べていてしっくりくる。
同店のフィッシュターリは、豊洲市場で仕入れる魚のカレーやフライ、海老のふりかけまでひと皿にのっています。それぞれで食べてもおいしいけど、ライスと混ぜ合わせて味を作る楽しさは、日本にはない食べ方ですよね。
おいしいスパイス料理の噂を耳にすると地方へも出向きますが、銀座のインド料理店はまだビギナー。脳内リサーチだけは進めていて、南インド系のお店が多いので興味津々。魚料理を幅広くそろえる〈バンゲラズキッチン〉のように、ビリヤニに特化した〈カーン・ケバブ・ビリヤニ〉も、注目している一軒です。銀座で一番歴史があるインド料理店の〈ナイルレストラン〉は、実はまだ行ったことがなくて……。まずは、大半のお客さんがオーダーするという、名物の「ムルギーランチ」デビューに、出かけてみようかな。
〈Bangera’s Kitchen〉
■東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F
■03-3561-5516
■11:00~22:30LO(ディナーは17:00~)※平日17:00までと土日祝14:40~17:00はセットのみ 無休
■28席/禁煙
村田倫子/モデル、ハナコラボメンバー。モデル界きってのカレーマニア。カレー店を巡るweb企画「カレーときどき村田倫子」をHanako.tokyoで連載中。
(Hanako1177号掲載/photo : MEGUMI, Kayo Sekiguchi text : Yumiko Ikeda)
【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。