京都土産の新定番!〈蜂屋うちわ職店〉で見つけた一生モノの京うちわ
京都土産の新定番!〈蜂屋うちわ職店〉で見つけた一生モノの京うちわ
CULTURE 2025.08.27
独自のセンスをプラスした、ユニークな作風で話題の京都の手仕事。注目の作り手たちの話を直接聞きながら、気に入ったものを手にできる、工房ショップへ行ってみませんか? 日用品であり美術品でもある京うちわを、新たなデザインで創り出す〈蜂屋うちわ職店〉を紹介します。
photo_Yoshiki Okamoto text_Mako Yamato
京うちわの〈蜂屋うちわ職店〉


職人の繊細な技に培われ、芸術的要素と実用とを兼ね備えた京うちわ。その若き職人として、京都で数十年ぶりという工房を2019年に構えたのが蜂屋佑季さん。建築を学んでいた学生時代、ふと目にした京うちわに魅了され、とにかく挑戦しようと卒業後は京都へ。老舗〈京うちわ 阿以波(あいば)〉の門を叩き、修業を重ねた。京うちわは竹を切り出して骨を作る作業から始まり、仕上げまで20以上の工程があり、その多くが分業制。ところがそれぞれの職人が減っているのを目の当たりにした蜂屋さんは、すべての工程に取り組むことにチャレンジ。一人で京うちわを作り上げる職人となったのだ。


哲学の道に近い長屋は、週末は店に。並ぶのは桂離宮の市松模様の襖から比率をとったシグネチャーの市松から、時季の草花を描いたもの、渋谷スクランブル交差点をモチーフにしたshibuyaまで。伝統のうえに自由なクリエイションが繰り広げられている。

「350年ほど歴史がある京うちわ。その変えようがない作り方に、完成された工芸品であることを実感します。同時に、後ろに繋ぐ役目も果たしていけたらとも感じます」
information
蜂屋うちわ職店
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷法然院西町40
TEL:なし
営業時間:10:00~17:00
定休日:火~金休、ほか不定休
持ち込んだ紙や布で作るセミオーダー3,300円~も。ブランドや展覧会とのコラボも多い。詳細は@hachiya_uchiwa。




















