京都でしかできない特別なこと。鴨川沿いの茶体験で至福の一煎を。

京都でしかできない特別なこと。鴨川沿いの茶体験で至福の一煎を。
京都でしかできない特別なこと。鴨川沿いの茶体験で至福の一煎を。
CULTURE 2024.10.18
日常からしばし離れて、無心で何かに没頭できる場所が京都にはあります。何度目かの京都旅行は、京都でしかできない特別な体験をしませんか? 川のせせらぎや、緑の揺らぎ、時には野鳥の声もBGMにして。自然栽培のお茶を汲みたての井戸水で淹れた至極の一煎を。
photo_Yoshiko Watanabe text & edit_Midori Nagase

鴨川沿いで茶体験。

京都 池半分室
〈池半分室〉では喫茶のほか作家による展覧会も不定期で行う。10月は茶人・謝小曼による書の展示を開催予定。茶葉と茶器は常設販売。来店予約は不要。

五条大橋を南へ、鴨川を望む絶好の立地に町家宿〈鴨半〉と〈茶室/茶藝室 池半〉はある。それぞれ2015年、2020年の開業以来、根強い人気を誇るが、2024年10月24日に敷地内に新しくホテル〈鴨半OMOYA〉と喫茶空間〈池半分室〉を開業する。お茶は予約なしで、より気軽に利用できるように。

京都 池半分室の台湾菓子盛り合わせ
台湾菓子盛り合わせ500円、紅烏龍2,000円。1煎目は淹れてもらい、2煎目からは各自で。

「これまでは一日一客の予約制でしたが、新しい空間では、中華圏の茶藝館のように気軽に立ち寄って楽しんでもらえれば。茶人として念願だった井戸水もかなり深く掘削しました」と、今まで以上に水の質も追求したと話す亭主・小嶋万太郎さん。店名にも由来する今はなき愛知・瀬戸の窯元〈池林堂半七〉にルーツを持つ彼が、時折美術館に貸し出すこともあるという先祖の陶磁器も、実際に道具やオブジェとして活用している点もポイント。鴨川と調和した前庭や、ふいに舞い降りてくる白鷺や川の流れを眺めつつ、いつまでもお茶をしていたくなる。

information
池半分室(いけはんぶんしつ)

住所:京都府京都市下京区加茂川筋五条下ル都市町143-10鴨半OMOYA 1F
TEL:なし
営業時間:11:00~17:00(16:30LO)
定休日:水休ほか不定休あり
席数:10席
※詳細は@ikehan.mantaroで確認を。
日・台・中の様々なお茶と季節のお菓子を。

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