まるで蚤の市!京都で古い掘り出し物が見つかるオススメ店4選
1. 民の物
雑居ビルの4階、窓の外に大文字山を望む見晴らしのいい店内には、店主の丹波豊さんがヨーロッパを旅して見つけたアンティークが並ぶ。ルーマニアの山岳地帯の民族から手織りの布を分けてもらったりと、丹波さんが足で探したものも多数。
どこかで見たことのあるアンティークではなく、古いものとの出会いは一期一会だと改めて思わされる店だ。
住所:京都府京都市上京区河原町丸太町上ル出水町253 春日ビル4F
TEL:なし
営業時間:12:00~18:00
定休日:水~金休
優美で愛らしい西洋アンティークとはまた違う、シンプルな中に存在感を感じる品揃え。
2. うつわと古物 幹
「古いものをリスペクトしている作家さんとは話が合うんです」と店主の下西幹さん。元々は骨董店を開こうとしていたが、佐賀・唐津の陶芸家の作陶にまつわるストーリーに惹かれ、現代作家の器も扱い、作り手の想いを伝えることに。作家の器があることで、骨董店よりも気軽に入りやすく、新旧にとらわれず選ぶことができる。
住所:京都府京都市上京区河原町通丸太町上ル出水町274
TEL:070-2181-4605
営業時間:12:00~17:00
定休日:日木休ほか不定休あり
庭を有する2階建ての民家に古家具を配し、味のある空間に溶け込むように商品をディスプレイ。
3. 山﨑書店
店主の山﨑純夫さん曰く「京都は江戸時代から書物の出版が盛ん。一流の彫り師や摺(す)り師もいて、美術書が多く出版されていたんです」。店内の本棚には、木版刷りの画集や美術書がぎっしり。明治時代の広告ちらし「引き札」や、着物の図案画、江戸時代にブロマイドのように扱われていた「錦絵」など、秀逸なデザインは今見ても心躍るものばかり。
住所:京都府京都市中京区下御霊前町631-3 岡崎ビル1F
TEL:075-746-2746
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
2024年4月に岡崎から移転。図案集や模様集は、バラして1枚単位で売られているものも多く購入しやすい。着物の図案画1,000円~。
4. YAMADA MPD ART CLUB
河井寛次郎の作品に出会い、民藝の世界に引き込まれていったという店主・山田尚人さん。店内には寛次郎をはじめ、濱田庄司、島岡達三など、民藝の概念を築いた巨匠の作品もあれば、普段使いできる骨董もあり。骨董店の店主らしからぬ、キャップにロンT、半パン姿も今っぽさ満点。彼に器の新鮮な取り入れ方を教われば、もっと民藝が好きになるはず。
住所:京都府京都市中京区寺町通竹屋町上ル藤木町22
TEL:075-286-3985
営業時間:11:30~18:00
定休日:火水休ほか不定休あり
“MPD”は、かつて祖父がこの場所で茶道具店〈山田萬宝堂(やまだまんぽうどう)〉を営んでいたことにちなんで入れた頭文字。
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