オラリーの今期気になる地上波ドラマ〜2024年1月期〜

西島秀俊さん演じる元・天才指揮者（夏目俊平）と、芦田愛菜さん演じる父を拒絶し音楽を嫌う娘（響）の再生の物語。脚本は「凪のお暇」、「妻、小学生になる。」を手がけた大島里美さんとのことで、期待大です。サブタイトルの”アパッシオナート”は、”情熱的に”を意味する音楽用語。主演お二人の低温度で、でも情熱的な演技が見られそうで楽しみです！

初回放送ではウィーンにいる俊平が日本に帰国し、5年ぶりに子どもたちと再会。ある事件をきっかけに辞めていた指揮を、存続の危機にある楽団のために任されることになります。型にはまらない指導スタイルと指揮がとても魅力的で、一瞬で人々の心を掴んでいく俊平。響の賛同を得ないまま、指揮者として再び舞台に立つことを決心します。そこにいるだけで場が華やぐ西田敏行さん、響が働く市役所の職員役でチラっと出ていたモグライダー・芝さん、良かった！2話以降も楽しみます！

門脇麦さん演じる自閉スペクトラム症の天才料理人・ありすと、大森南朋さん演じるゲイの父、前田敦子さん演じる元ヤンの親友、そして永瀬廉さん演じる謎の不器用な青年が繰り広げるハートフル・ミステリー。このキャストの並び、信頼感すごいです！

日々の生きづらさを抱えながら、明るくお互いの凸凹を埋め合い、支え合う物語とのこと。もうすでに期待しかないのですが、ほっこりしたヴィジュアルとは裏腹にミステリー要素があるようです。今期は「となりのナースエイド」も、予告の中で裏がある…と匂わせていますね。どんな展開になるのか！「最高の教師」「下剋上球児」と良作品が続いている橘優輝さん、前期朝ドラでも活躍していた前原瑞樹さんも出演とのことで、楽しみです！

久住小春さん演じる性的コンプレックスを抱える普通の会社員・まい子と、佐藤大樹さん演じる人付き合いが苦手な無気力な青年・鍵谷の現代のリアルを描くラブストーリー。初めて見る主演のお二人と、タイトル、ヴィジュアルがなぜだかずっと心に残っていて、すごく気になっていました！

30歳を超えても性体験がないという悩み、事実婚、非正規雇用や仕事と家庭の両立、ルッキズム、ノンセクシャルなど、多様な悩みに対する現代社会での生きづらさ、それぞれの孤独。自分にぴったり当てはまらなくても、どこか少しでも共感する部分があるはず。不器用な人々が求めるささやかな幸せ、終着点とは一体何なのか、今期の中でも特に気になるドラマです。主演の佐藤大樹さんは、役作りのために姿勢や歩き方なども研究したとか…！早く見たいです！

久々のクドカンこと宮藤官九郎さんが脚本のこのドラマ、めちゃくちゃ楽しみです！1986年から2024年の現代へとなぜかタイムスリップしてしまう、阿部サダヲさん演じる”昭和のおじさん”小川市郎。コンプライアンスなんて言葉すら知らない市郎は、昭和では当たり前とされていた発言や考え方を令和で連発、不適切で意識の低い人だと指摘されてしまう。

しかしそんな市郎の極論が、令和の人々に少しずつ考えるきっかけを与えていくことになります。時代とともに変わるもの、変わらずあるもの、それぞれの良い部分を見つめ直していくストーリーとのこと。過去と現在のすり合わせによって未来を想う、まさにクドカンらしいテーマですね！他キャストも仲里依紗さん、吉田羊さん、磯村勇斗さんと豪華！手放しで楽しめること間違いなし！

モラハラ、浮気、男尊女卑…妻の尊厳を踏みにじる最低夫たちを、妻たちがスカッと成敗する復讐ストーリー。3組の夫婦がオムニバス形式で登場するのですが、このキャスティングが絶妙で良い！夫たちしか笑っていないヴィジュアルも意味深で最高です。

第1章は、元々は同じ会社の上司と部下だったという船越夫婦のお話から。妻・桃子（松村沙友理さん）は専業主婦になった今もなお、夫・高弘（竹財輝之助さん）にお金の使い道やどう過ごしていたかを報告しなければなりません。厳しい夫のために完璧な主婦業をこなす中、毎日出社しているはずの夫が会社ではない場所に行っていることが分かり…。竹財さん、モラハラ夫役めちゃくちゃハマってます！もはや夫たちの最低っぷりよりも、どれだけむごい仕打ちを受けるのかが気になります…楽しみです！