毎月テーマに合わせたスイーツを”推しコメ”と共に紹介! ぼる塾 田辺さんの11月の推しチーズスイーツ 和菓子編/ぼる塾・田辺智加のスイーツ”推しエントリー” LEARN 2022.11.27

いま最も注⽬と信頼を集めるスイーツラヴァーであり芸人の、ぼる塾・⽥辺智加さん。そんな田辺さんに、スイーツトレンドを発信してきた『Hanako』が、毎月様々なテーマに合わせたおすすめスイーツを送付!それを田辺さんがすべて実食して、推しコメント(略して「推しコメ」)と共に紹介していく本連載。11月のテーマは「チーズ」、今回のセレクターは和スイーツ研究家の安原伶香さんです。

INDEX

田辺さんの「ちょっと言いたい」

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私は自分でもよくチーズスフレにレモンとか柚子を入れて作るんですけど、これは本当にいろんな芸人に食べてもらって、みんな美味しいって言ってくれました。だいぶ軽い感じのを作ってましたね。だいぶ酸味効かせてました。でも濃厚なものも好きなんですよ。濃厚なのって自分で作れないんですよ。チーズの種類を変えるとか、それしかできなくて。

お店のチーズものを食べると、各々のこだわりを食べられるっていうところがいいですよね。自分では絶対出せない。何種類もチーズを使うのは素人にはできないし、チーズはそれぞれクセがあるので、それをどう扱うかも難しいし。今回のは全部くどくないのが特徴ですね。口の中に甘みが残らない。口に入れた時のチーズの香りがそれぞれ違って、なめらかだったりずっしりだったり。ずっしりしていても香り高いってい感じ。

今回こんなチーズで濃厚あっさりしているのが驚きなんです。結婚式するならウエディングケーキはチーズケーキにしたいくらい好きだったんですけど、最近のはずっしり重いものが増えている感じがして、しばらくチーズから離れてたんですよね。ずっと逃げてたんですよ、チーズから。でもチーズも進化していて、品のある優しいしっかりとしたチーズが多いなと思います。

【推しコメ】水饅頭が華やかになって帰ってきた!/〈中津菓子かねい〉のレアチーズの水まんじゅう。

〈中津菓子かねい〉のレアチーズの水まんじゅう

安原伶香 
つるん、ぷるんとした舌触りなめらかな進化系水まんじゅう。プレーンとぶどうの二層仕立ての水まんじゅうのに、こっくりなめらかなレアチーズクリームがたっぷり。あっさりとした水まんじゅうと濃厚なレアチーズクリーム、爽やかなぶどうの相性が抜群です。断面の見た目も可愛らしく、今までの水まんじゅうとはひと味違うネオ和菓子!

田辺さん 
これ大好きなんですよ、見た目も可愛いですし。水饅頭っておいしいけど今まで雰囲気で味わっていたなと思って。中のチーズがここまでしっかりチーズなのはすごい!中のぶどうもしっかりしてぼやけていない。

はじめは軽い気持ちでなんとなく食べてみたら、びっくりしました。ほんとにこんなに品のあっておいしくて、和と洋がしっかり合わさっていて。想像を超えてきました。概念が変わってばっかりで申し訳ないんですけど、水饅頭が一つレベルアップしたというか。華やかになって帰ってきたって感じですね。私だったら中のクリームが完成した時点で充分だなと思ってしまうけど、その下にフルーツの酸味まで加えて、1段階2段階美味しくさせてくれるという。

サイズもほんとにちょうどいい。温度を変えるのも良さそうですね。濃厚なんですけど、チーズはくどくなくて、水饅頭自体の美味しさを消すほどじゃない。たまにチーズ感が残っているのもいい。

〈中津菓子かねい〉
お取り寄せ:◯(WEB)
価格:6個入(化粧箱・引出し)2,000円
店舗情報:大分県中津市大字上宮永71-12
オンラインショップ
TEL:0979-22-0815

【推しコメ】カリ、モチ、トロっと最高のバランス!/〈LOUANGE TOKYO〉のカヌチー抹茶。

〈LOUANGE TOKYO〉のカヌチー抹茶

安原伶香
小山園の宇治抹茶「青嵐」を使用した和のカヌレチーズケーキ 。デンマーク産のクリームチーズとオーストリアラリア産のクリームチーズを合わせた、コクのあるなめらかなチーズクリームと奥深い宇治抹茶の相性が絶妙。国産柚子のピールが入っていることで、抹茶の味の中に噛むとほんのりと柚子が爽やか味わいが広がります。大人な味わいがワンランク上で贅沢な一品。銅型に蜜蝋を流し焼き上げることで、外はカリッと中はモッチリ食感。冷蔵解凍でも美味しいですが、私は断然トースターで200wで5分こんがり焼き上げるのがおすすめ!外はカリッ、中はとろーり、カヌレのほほろ苦さと宇治抹茶の深み、クリームチーズのこっくりなめらかなのバランスが素晴らしく美味。

田辺さん 
おすすめに従って、少しトースターで焼いてみました。わ〜楽しみだ。
(〜5分後〜)
あ〜すごいです!めちゃくちゃおいしい〜!カヌレを温めて食べるって初めてなんですけど、カリ、モチってして最高。

最初抹茶のクリームを食べたときに、この酸味はなんなんだろう?って思ってたら、柚子なんですね。そもそも抹茶とチーズの時点ですごくバランスがいいんですけど、とろ〜っと濃厚な滑らかさの最後にふわ〜っと柚子が香る。こんなことできるの?!って思うんですけど。

カヌレが好きなんですけど、いっぱいありすぎて正直何がおいしいかわからず、カヌレ迷子になっていて。特にカヌレの中に何か入ってるのって、中のフレイバーに持っていかれすぎて、カヌレを食べたいはずなのに、中の味がメインになってしまっていることも。これはカヌレのカリ、モチ、を味わった後に、抹茶とチーズ、そして柚子。カヌレに味がついているものでこんなに感動したのは初めて!いつも普通の食べちゃうんですけど、カヌレを楽しみたいからノーマルでいいやって思ってたんですけど、これはほんとにすごい。

そして、チーズの使い方にも驚いてます。私、ここのチーズケーキがすごく好きで。カヌレにチーズを入れているっていうのがまたすごい。これはあっためた方が好きだなと思います。まだ残っているので、ノーマルでも食べようかなと思うんですけど、温めたのがおいしすぎて……。そこにアイスまで乗せたら最強すぎますね。カヌレってはるちゃんがすごい好きなんですけど、これははるちゃんにもあげようと思います。

〈LOUANGE TOKYO〉
お取り寄せ:◯(WEB)
価格:2,916円
店舗情報: 東京都港区六本木7-17-14
オンラインショップ
電話番号:03-5412-7788

【推しコメ】美しさと、あっさりとしたおいしさにびっくり/〈一乗寺中谷〉の絹ごし緑茶てぃらみす。

〈一乗寺中谷〉の絹ごし緑茶てぃらみす

安原伶香
9ヶ月待ちという大人気商品、〈一乗寺中谷〉の「絹ごし緑茶てぃらみす」です。白あんと豆乳を使用したヘルシーな和風ティラミスで、通常のティラミスよりチーズの割合を少なくし、代わりに白あんと豆乳を使用することで、抹茶の深みを引き出しつつ、あっさりとしたキレのいい後味に仕上がっています。〈柳桜園茶舗〉のハイクラスな抹茶を使用するからこそ苦みや渋みはなく、抹茶本来のまろやかな味わいが楽しめますし、軽やかなクリームとふわふわのスポンジの組み合わせは商品名にもあるとおり、まるで絹ごし豆腐のようなしっとりなめらかな舌触り!9ヶ月待ちも納得のおいしさです…。また「絹ごし緑茶てぃらみす」は枯山水をイメージしており、和菓子ならではの上品で美しい1品。桐箱に入っているため重厚感もあり贈答品としてもおすすめです。

田辺さん 
開けた瞬間にまず美しい!って思いました。このビジュアルからして100点すぎるというか。こりゃ待ちますね。これは待つわ。そしてめちゃくちゃおいしいですね。ティラミスって言うと、どうしても重いイメージがあって、豆乳を使用していることによって、だいぶあっさりとしている。あっっさりしてる!めちゃくちゃおいしい!

これすごいです!あと上に乗ってる豆も!この豆も主張しすぎず、ふっくらとなっていて、食べ進めていくと美味しいですね。こんなあっさりしてるなんて……。

後味まですごくおいしいというか。あっさりしてるんですけど、下に残るお茶のちょうど良い風味。お茶の旨味が残っている。苦味ではなくて。豆乳とチーズのクリームがこんなに美味しい。チーズってここまであっさりできるんだという驚きと。満足度はちゃんとあります。

ティラミスってほんと一切れでいいんですけど、これはどんどん食べちゃいます。この豆の美味しさにも驚いてます。こういう豆って砂糖の味になってしまっているけど、これは本当に豆として存在している。白餡の使い方も本当に上手で。これはすごいですね。

添加物も入っていない、手作り。食べ物って、なんでもポイポイ食べるものじゃないよね、って最近友達と話していて。甘いのが好きだからこそ、健康でいたい。変なものは口に入れたくない。これいいですね。今これを知ったんなら、すぐ取り寄せた方がいいと思います。

〈一乗寺中谷〉
お取り寄せ:○(WEB)
価格: 1,940円
店舗情報:京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5
公式ウェブサイト
電話:075-781-5504

今回のセレクター…スイーツOLなり

帰国子女、東京大学大学院理系卒、金融関連企業OL。大学在学中スイーツに目覚め、ブログを開始。特に焼き菓子とチョコレートが好み。

田辺さん初めての著書が発売中!


芸能界のスイーツ女王こと、ぼる塾・田辺さんがずっと秘密にしてきた”推し”の92品を大公開。ネットやSNSの評判を鵜呑みにせず、有名店、老舗からデパ地下、コンビニまで古今東西のスイーツに奔走し続ける田辺さんの初にして集大成のガイドブックが完成しました。
購入予約可能な書籍紹介ページはこちらから

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photo:Wataru Kitao text:Kahoko Nishimura

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