〈金沢21世紀美術館〉だけじゃない。行ったら絶対に感動する金沢のアートスポット

〈金沢21世紀美術館〉だけじゃない。行ったら絶対に感動する金沢のアートスポット
〈金沢21世紀美術館〉だけじゃない。行ったら絶対に感動する金沢のアートスポット
TRAVEL 2025.08.19
歴史的にも文化や芸術との縁が深い街、金沢。2004年のオープン以来、金沢の魅力を語るうえで欠かせない存在となっている〈金沢21世紀美術館〉をはじめ、近年では、市内に個性的な私設の美術館やアートギャラリーが増えている。注目のアートスペースを紹介します。
photo_Hiroyuki Takenouchi text_Nami Hotehama

1. 建物の中や電柱、看板…。街中のアートをハンティング。〈KAMU kanazawa〉

金沢のアートスポット〈KAMU kanazawa〉
アート巡りのスタート地点「KAMU Center」。〈金沢21世紀美術館〉の《スイミング・プール》と同じ作家のインスタレーション作品がお出迎え。

作品の展示スペースがあるエリアは〈金沢21世紀美術館〉にも近い、街の中心地。建物の内外など複数力所で展示されていて、それぞれ徒歩圏内だ。まずは、そのひとつの「KAMUCenter」を訪れ、入館チケットと作品の場所が記された地図を入手しよう。ここで最初に目にするのは、レアンドロ・エルリッヒの《INFINITE STAIRCASE(インフィニット・ステア ケース)》。螺旋状の階段を上からのぞき込むのかと思いきや…!予想と実物のギャップに、しばし意識が乱される。この体験で潜在的な固定観念をリセットし、次なるアートへ。

市内に点在するアートスペース。

金沢のアートスポット〈KAMU kanazawa〉
展示スペースを巡る道中にもアートが。街中の電柱に写真家・森山大道の作品が展示されている。その数18点。
金沢のアートスポット〈KAMU kanazawa〉
Photo:Ichikawa Yasushi © Simon Fujiwara Courtesy of KAMU Kanazawa
「KAMU SsRg」ではサイモン・フジワラの《Once Upon a Who?》を展示。熊の「who」が自身のアイデンティティを探す旅をするストップモーションアニメを中心としたインスタレーション作品。
information
KAMU kanazawa

住所:石川県金沢市広坂1-1-52
営業時間:11:00~18:00
定休日:月休(月が祝の場合は営業)
1日券2,000円

2. アートだけに留まらない、斬新なカルチャーがここに。〈PAUSE〉

金沢のアートスポット〈PAUSE〉

この場所に集うのは、それぞれ異なるジャンルのクリエイター。1階は〈PAUSE〉のギャラリー兼、フォーを提供する〈PickPHO〉の飲食スペース。また、ぬいぐるみ作家・Nishida〈ZIGSAW〉の作品を展示、販売するショップもある。2階はスケート関連の作品を扱う〈RIVER〉、ヨーロッパの古着を中心に販売する〈VA_LE_UR〉のショールーム、そして両者が共同で空間づくりを行うスペース(写真上)と、とにかく盛りだくさん!ここに行けば、金沢のニッチで個性豊かなカルチャーに一挙に触れられる。

優しい味わいのフォーでひと息。

金沢のアートスポット〈PAUSE〉
左から、〈PickPHO〉の人気メニュー精進だしと味噌の豆乳スープの「ヴィーガンフォー」1,300円と、「チキンフォー」1,100円。地元の食材を使用。@pickpho.kanazawa
金沢のアートスポット〈PAUSE〉
ガレージを改装したショップに並ぶ、ぬいぐるみたち。パーツから手作り。かわいい…だけでは表現しきれない姿に心惹かれる。購入やオーダーメイドもOK。@nishida_zigsaw
information
PAUSE

住所:石川県金沢市柿木畠4-6
営業時間:11:00~(終了時間は各店異なる)
定休日:木休
Instagram:@pause_kanazawa @va_le_ur.xyz @river___store

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